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2013年7月

「色」

2013.07.09

店主の思い付きコラム

梅雨が明け、昼間の外は信じられないような暑さになっています。

徐々にではなく、こんなにいきなり暑くなると体が反応しきれません。

急に空の色が変わりました。

私は随分と前から「景色」を「色」として見る習慣が付きました。

やはり松山で生活しているからなのかもしれません。

4年前まで東京ど真ん中で10年以上働いていました。今考えると

人工的に作られた色の中で生活していたんだなとしみじみ思います。

というのも、ここ松山で生活していると、勝手に目に”自然”が入って

くるので、”自然”というものにすごいパワーを感じ、”自然”が生み出す

「色」についてとても興味が高くなっています。

生物には進化の過程で環境適応機能が備わっているらしく、

深海で生きる生物は”なんだこりゃ?!”という生物がたくさんいます。

昆虫や鳥などありとあらゆる生物が生きるためのすべとして

形や色を変え、進化していってます。

”自然”はどうなんだろう?

例えば木や花は、なぜあの色になったのだろう?

あんな鮮やかな色合いになっていることを、恐らく本人は知らないん

だろうなと、”自然”が生み出す「色」について興味を持ちながら

日々空や、花、草、雲などを見ています。

もう一つ私が”自然”の「色」に興味を持つきっかけとなったのは、

”イタリア”です。仕事でイタリアに行かせていただいた時に、

ありがたいことにイスキア島に行かせていただきました。

その時に見た海の色や空の色。それは明らかに日本の

それとは違うものでした。

自然とは別で驚いたこともありました。それは家の壁の色です。

赤、緑、黄、ピンク、青、、、それぞれとても鮮やかだったことを

鮮明に覚えています。でもそれはナポリの話。

これがフィレンツェの景色はというと、通りにあまり日差しが

入らなくて日影が多い。しかも建物の外壁の色は茶褐色か

グレーが多く、どこも同じに見える。明るい色はあまりない。

古都の空気感があり、自然と芸術が調和している。

そうなんです。街が変わると、「町の色」が変わるんです。

そして道行く人を眺めていると、街の色を取り入れた着こなしが

とても多いことに気づきました。

ナポリは明るく軽い色を着ている傾向があり、フィレンツェは

少し地味目で主張のない色目を着ている傾向がありました。

いま松山で生活していて、自然が目に入ってくるこの環境。

はたして松山(愛媛)らしい「色」とは何なんだろう?

そう考えるようになって数年、私は「景色」を「色」として見る

習慣が付きました。ある一定の答えは感じつつ、四季のある国、

ニッポン。その中の松山(愛媛)という街の「色」を上手に取り入れ

ながら着こなしを楽しめるようになると、本当の意味で文化が

根付くと言うことになるのでしょう。

自分の生活する街の「景色」・「色」を意識して、自分の街を

歩いてみてはいかがでしょうか。そして自分もその景色の

一員になることの面白さもファッションの楽しさだと思う

今日この頃でした。

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