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「平織り、トロピカル素材を知り、季節に対応する」

2014.11.20

「文化を創る」

長い間更新していませんでした。

今回は「平織り、トロピカル素材を知り、季節に対応する」という

テーマで書きたいと思います。

我々が服を着だしてから、、というとホモサピエンスの時代まで

なってしまいますが、、、我々が服を着だしてから、

現在に至るまでに服というものは進化をし続けています。

その象徴的なものが素材でしょう。

国という単位になってから、各国でさまざまな着方が

発達し、様々な素材が使われています。

とりわけ現在では英国を中心としたヨーロッパで

着られていた服の進化版を全世界のある程度の

共通衣服として活用しています。

スーツやネクタイ、ジャケットやスラックスというものは、

現在先進国や発展途上国では共通の言語張りに

使用されています。

その服たちは歴史の中で、様々に試行錯誤され、

現在のものになっています。

中でも素材はこれまでの何百年という歴史の中で

実験に次ぐ実験の結果、最適であるバランスに

到達し、先人たちの苦労や数々の失敗を基にして

成り立っています。

ここでいう素材というキーワードは、原材料も含め、

「織り方」も含めて素材と表現します。

松山でお店をやってるとよく聞かれるのが

「これは素材は何ですか?」というもの。

これは、ほとんどの場合原材料のことを

お知りになりたいケースがほとんどです。

その場合、春夏シーズンにご質問が集中します。

なぜならスーツやジャケットが春夏では何の素材を

使ってるとか正直よくわからないからです。

世の中のスーツやジャケットのそのほとんどは

ウールを使用しています。

もちろん季節や用途によって、

リネンやコットンなどの原材料も使用されますが

”基本”はほとんどがウールです。

知ってる方には常識でも、知らない方には

ごく当たり前の疑問です。

それはイメージからくるもので、 ウールは暑そう、、

ウールは秋冬のものというイメージだからです。

それはしょうがないことです。

学生時代にはウールというキーワードは

セーターやコートに使用される素材として

認識することが多いので、どうしても春夏の

スーツやジャケットの素材って何なんだろう?

という当然の疑問が出てくるわけです。

なので基本的に春夏も秋冬もスーツやジャケットの

素材はウールなのですが、ではなぜウールが

使われるのかということが大事になってきます。

ウールとは基本的に羊の毛をさしますが、

ウールは冬は暖かく、夏は涼しいからなんです。

他の素材、特に化学繊維では一挙両得的な

この機能は持ち合わしていません。

簡単に言うと

それは顕微鏡レベルでの話ですが、

ウールの繊維を糸にして、

それを「織る」織り方を変えることで、

”織り方”が密な場合、

熱をためてくれる構造になっていて、

”織り方”が甘い場合、

熱を逃がしてくれる 構造になっている

というのがウールの持ち味だからなんです。

これってすごいことですよね~~。

そうなるとこの「織り方」というのを意識すると

季節ごとに対応したウール素材を選ぶことが

出来るということなんです。

では春夏、特に夏に適したウールの織り方って

どういうのかというと、

言葉でいうと「トロピカル」という織り方が王道です。

名前がトロピカルですからね~、

なんか夏の素材って感じでしょ。

生地って、織り方にそれぞれ名前があって、

それぞれに特性が違うんです。

それぞれの気候や環境にどうやったら

快適に美しく着られるかを何百年前から

先人たちが試行錯誤してたどり着いた結果が

現在なので、先人たち皆様ありがとう!って

感じですよね。

い~~~っぱい織り方がある中で

トロピカルというのは、春夏、特に夏に適した

織り方なんです。

我々は通称「トロ」なんて言ったりしますが(恥)

やはり実際に涼しいし、快適なんです!これが。

生地の織り方って「平織り」「綾織」とかあるのですが、

縦糸と横糸を、、、、なんて語っても、そこは洋服屋さんが

知ってればいいことなのでここでは触れません。

まあ、その「平織り」っていう方が、暑いか涼しいかと言ったら

涼しい織り方になるわけです。

もちろんそこに繊維の太さや目の詰まり方で

千差万別ですが。(平織りだって暑いのもありますしね、、)

その中のトロピカルという平織りが、皆様が春夏、特に

夏に着た時に快適に着られる素材・織り方っていうわけです。

トロピカル素材で作られたパンツを履くと、

コットンパンツよりはるかに涼しいんですよ。

しかもコットンパンツほど変形しないし。

「通気」と「熱の逃がし方」が抜群なんです。

履いてて気持ちいいんです。

スーツやジャケットももちろん同様にトロピカルは

春夏特に夏にはうってつけの素材なんです。

お店で店員さんに聞いたらすぐに教えてくれるので

「これはウールのトロピカルですか?」と聞くと

わかると思いますよ。

時間があったら、他の織り方の生地を見せてもらって

店頭で比較されてみてはいかがでしょう。

「ウール」と一言で言っても様々な織り方があり、

それぞれに適した着用環境があることがわかり、

「季節によって織り方を変えながら、環境に適した

素材をチョイスする」ことが楽しくなると思います。

実際に履いて生活してみないとわからないかも

しれませんが、

先人たちがありとあらゆる実験をして、

結果的に「これだ~!!」ってなってる生地の織り方は

やはり最適に合ってるものです。

生地の織り方を意識して、季節を快適に楽しく

着こなすとお洒落がより楽しくなりますよ。

夏はウールの「トロピカル」 を着てみてください。

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