DRESSERS

DRESSERS for Gentleman [Elegant] [Highquality] [Chic] [Shy] [Passion] [Gentleness] [Respect] [Culture]

店主の思い付きコラム

「春夏のパンツ」(:コラム)

2020.03.21

「文化を創る」

店主の思い付きコラム

皆さん、こんにちは。

今回はコラム的内容なの、商品紹介はありません。

お時間あるときにでもどうぞ。

今回のテーマは「春夏のパンツ

特に「普段着」のパンツのことです。

上品な着こなしというものは、年齢を重ねれば重ねるほど

意識を高く持つことが必要となります。

なぜなら、残念ながら、確実に毎年老いに向かうからです。

残念ながらそれはしょうがないので、受け入れたうえで

”意識して”上品な着こなしをしていかないと、

むしろ意識していってちょうどだと思います。

「上品な」という良い方は、すなわち「清潔感のある」という

言葉に置き換えられるかもしれません。

「清潔感のある」着こなしを意識して楽しむ

大人の春夏はもっともっと楽しくなっていきます。

春夏になると、暑いので、なんだか着こなしもだらけがちになってしまうものです。

だからこそ、大人はより意識して「清潔感のある」着こなしを心掛けるように

したいものです。

お子さんと公園で遊ぶとかではない限り、春夏に汚いジーパンなんかは

極力避けた方がいいでしょう。

特に、少し緩めの(伸びた)サイズで、ゆとりある系のジーンズは

いい大人の春夏には、清潔感とは真逆の、「不潔」に見えてしまいます。

おそらく18歳の子供がそうしていても何も思われないでしょう。

大人だから、言い方キツイですが、”オジサンだから”

「不潔」に見られてしまうんです。

理由がオジサンだからって。。。。。

しょうがないですけどそれが理由になっちゃうんです。。。

(*もちろん私も含めて言っていますよ。)

「春夏のパンツ」における、「清潔感のある着こなし」の中で

代表的なパンツの定番がいくつかあります。

例を挙げると、

・ライトグレーウールトロピカルスラックス

・ネイビー系コットンスラックス

・ベージュコットンスラックス

・ホワイトコットンスラックス

・サックスブルーコットンスラックス

・シアサッカー(サックス)スラックス

など

オシャレ上級者は、

・ネイビーウールトロピカルスラックス

上記のようなアイテムが、春夏の大人が履くパンツとしての「定番」です。

清潔感のある着こなしを強く「意識して」コーディネートを考えることで、

大人(おじさん)の春夏のスタイルは、初めて良く見えるものです。

どうしても春夏の涼しいアイテムとして、まず考えるのが

トップスやシューズに意識が行きがちになりますが、

清潔感のある大人の春夏スタイルは、実はパンツがとても重要な役目を担っています

この春夏は、是非パンツに意識して、「清潔感のある大人の春夏スタイル」

を楽しんでみてはいかがでしょうか。

残念ながら、来年は更に1歳年齢を重ねます。こればかりは逆戻りが無いので

早いうちに、大人を意識して「清潔感」を大事にして損はないと思います。

今回は「春夏のパンツ」についてでした。

DRESSERS

 

ネイビージャケットが必要な理由

2020.02.03

blog

店主の思い付きコラム

皆さん、こんばんは。

最近ラジオ的動画を全然アップしない山田です。

ご期待いただいてるコアな皆様すみません。。。

今日はコラム的な内容ですので、商品情報はありません。

お時間ある時にでもよければどうぞ。

今回のテーマは、「なぜ、ネイビージャケットが必要か?」です。

先に答えを言ってしまうと。

『”ひとまずジャケットが必要”という場面が必ずあるから』です。

先に答えをお伝えしてしまうと、もうこの先読むに値しないかも

しれませんが、、

大人になると、なぜか”ひとまずジャケットが必要”という場面が

必ずあるんです。

そんな時に、「ネイビージャケット」は万国共通で

「それならOK!」をもらえる唯一のジャケットだからです。

そして重要なことは、「オシャレで着るものではない」ということです。

オシャレかオシャレじゃないか?という観点で見ると、

決してオシャレじゃないです。

かといってオシャレじゃないこともないです。

どちらでもないんです。

要は「必需品」ということです。

我々が和食を食べる時に「箸」が要ります。

箸を使うことがオシャレとかオシャレじゃないとかじゃないんです。

「必需品」なんです。

それらと同じで、大人(成人)の人には「ネイビージャケット」は

必需品なんです。

これからの時代、レンタルや、そういったサービスが普及していくでしょう。

自分で自分のジャケットを持ってるかどうかも今後のファッションの

価値観の分岐になるでしょう。

もちろん、自分に合った上質なネイビージャケットを誂えて、

自分のモノを所有し、着る喜び、楽しさはひとしおです。

しかし別にレンタルでも良いし、サイズが合ってなくてもいいし、

安いものでも良いし、何でもいいんです。

ただ、必要だということ。

そして”ひとまずジャケットが必要”という場面がなくなることはないでしょう。

少なくとも、あと100年、読んでいただいてる皆さんが生きてる間は。

昔と違い、簡単に海外にも行けるし、簡単に海外とも仕事をするし、

友達も日本人だけではない、私生活も仕事も、まさにグローバルが

当たり前の時代。

そしてジャケットやスーツに代表される着こなしは「洋」のもの。

「洋」の文化なんです。

その「洋」の文化が面白くて、日本ではたった60~70年前から取り入れて

るだけで、向こうからすると、はるか昔からある自国の文化なのです。

なので、ちょっと面白かったから乗ってみた日本人は、すぐに飽きるかも

しれませんが、「洋」の国ではなくなることのない文化なんです。

日本人がお辞儀をしなくなることは、向こう100年無いと思います。

お辞儀が自国の文化だからです。

たかがネイビージャケットについて、なんだかむつかしいことを言って

いることを分かってながら、解説していますが、

簡単に言うと、

『 ”ひとまずジャケットが必要”という場面が必ずあるから 』です。

「そんな場面ないよ」と思ってる方、本当はそんな場面なのに、

知らずに着ないままで、実は裏では

「。。。」

そういう目で、そういう扱いを受けてしまってるだけの

可能性が大いにあります。

「そういう場面はちゃんとジャケットを着た方がいいよ」

と言ってくれる大人は、基本的にはいません。

だらか、ただ知らずに一方的に「。。。」と思われてるだけかもしれません。

という恐怖に導いても意味がないので、

まあ、要は必要なので、頭の片隅に置いておくのもいいと思います。

以上、なぜネイビージャケットが必要なのか?でした。

山田

「ネイビースーツ」という基本

2020.01.11

店主の思い付きコラム

皆様、こんにちは。

今回はコラム的内容なので、商品やFair紹介はありません。

お時間あるときにでもどうぞ。

今回のテーマは「ネイビースーツという基本」。

ネイビースーツ、しかも、無地。

実はコレを着こなすためには、時間がかかる。

そしてある程度の経験的着数も必要。

やはり歴史のあるものにおいては、それぞれの「型」というものがある。

私は剣道をずっとやっていたので、そういう「型」という感覚に

こだわりが強いのかもしれない。

剣道では昇段試験の時に、実技とともに「型」といういうものを

木刀を使って演技し、審査員が判断するものがあるが、

(今はないだろうが)、昔は、

”構えただけ”で「はい。もう大丈夫です。」と審査が終わり、

審査が通るということもあった。

構え一つ見ただけで、その人のレベルが分かるということ。

ずっとやってて、確かにそうだと心から思う。

構えは全員やる。やらないと剣道出来ないので。

ただ、その構え一つですべてが分かるというのが、やはり面白いところ。

他いわゆるサッカーや野球と言ったスポーツでもそういうのがあるのか

分からないけど、たぶんなにかそれに似たようなことはあるのではないか

と思う。空手なんかは、「型」のみの大会まであるみたい。

私はそういった「型」を、DRESSERSの文章で、ファッションのことを

話すときに「キホン」とか「定番」とかいう表現で表している。

「キホン」や「定番」とは、

いわば大人のファッションにおいての『 型 』なのだ。

「型」は、長年の(何十年、何百年)歴史において、様々な要素が

含まれ、極限まで絞られて完成したものなのだろうと推測する。

男の服装においての「ネイビー無地スーツ」は、「型」の中でも

最も重要なものに含まれる究極のもの。「キホン」。

改めて、男の服装の楽しさにある、根底的な「型」に目を向けて

立ち返り、今一度「ネイビースーツという基本」を大事に

丁寧に着てみること。また今の年齢になったからこそ、

改めて基本に立ち返り、ネイビースーツを着てみてはいかがでしょうか。

DRESSERS

山田

 

「シンプルで上質」:コラム

2019.11.30

「文化を創る」

店主の思い付きコラム

皆さん、こんばんは。

先に、

■明日、12月1日(日)は、PM1:00~PM6:00の営業となります。

■各種諸々のFair、明日、12月1日(日)までです!!!

■12月2日(月)~12月5日(木)は出張のため店休になります。

DRESSERSはオープン以来、「シンプルで上質」というキーワードを

ずっと掲げてきました。今からもそれは変わりません。

「シンプル」で素敵に見せることは、実はすごく難しいことです。

派手で、人目を惹くものを身に付ければ、手っ取り早くおしゃれに

見せることが出来ます。

しかし、私は、人の服装を見る時、

「お洒落が好きなんだな、あの人」というのと、

「あの人何だか素敵だな」というのは

同じようで、全く違う、また次元が違うことだと思っています。

見た目で、私の表現をすると「お洒落ガンバッテル」人は

お洒落ではなく、服が好きな人、もしくは人から注目されたい人

としての意味合いが強いです。

そうではなくて、例えば信号待ちで通り向かいから見た時に、

何を着てる、どこのブランド着てるとか、関係なしに

雰囲気、印象が「なんか素敵な人だな」となるのがお洒落だと思います。

やはりそこには「シンプル」なものを「ちゃんと着てる」ということが重要に

なると考えています。

ここで言う、ちゃんと着てるとは、

1、サイズの合ったものを着ている。

2、それぞれのアイテムに愛情を持った接し方をしている

(シワがない、靴がきれい、汚れいていない、清潔感がある)

3、基本の沿った色合わせをしている

ということです。

シンプルなものをちゃんと着ると、誰でも素敵になるものです。

そしてもう一つ、そこに重要なことが

「上質」であること。

これは人それぞれ、どこを上質とするかは違って良いと思いますが、

自分なりの「上質」を身に纏うことが大事だと思います。

シンプルで上質。

このゾーンの着こなしは、自分自身のレベルアップの過程も

楽しめる究極のファッションの楽しみ方だと思います。

そこへのアクセントの入れ方が、初めて「個性」として

活きるのだと思います。

まずはシンプルで上質なスタイルを。

そのあとに自分なりのアクセントを付けて大人のお洒落を

楽しんでみてはいかがでしょうか。

DRESSERS

 

思いつきコラム

2019.11.21

blog

店主の思い付きコラム

皆さん、こんばんは。

思いつきコラムなので、商品紹介ではありません。

お時間あるときにでもどうぞ。

先日DRESSERS別注のサイドゴアシューズが入荷した。

早速僕も履いているのだが、すこぶる調子が良い。

こういう靴は履いたことあるかないかで、見る目が大きく

左右されるシューズだと思う。

サイドゴアシューズなんて、服好き、さらに靴好きな方なら

雑誌等でさんざん見てるモデルだと思う。

しかし、履いたことある方は結構少ない。

しかし、履いたことある人というのは、何種類もサイドゴアを

持ってたりする。

もちろん私もそう。何足も持っている。

私の個人的感想としては、なんだか「お洒落をさぼってる」感覚に

なるときがある。洋服屋として生きているのでそう思うのかも

知れないが、なんだか楽してすみません。。みたいな感覚がある。

結局「ラク」靴なのだ。

そのくせ、かっこよく見せることが出来ちゃったりするものだから、

一度カッコいいサイドゴアを履いたことある人は、

「ラク」を求めてサイドゴアが増えていく。

カジュアルからスーツまで幅広く合わせられるという最高のメリットが

あるため、結局履く頻度が多くなる。

たまに表革のブラックのサイドゴアを店頭でスーツに履いてるが、

恐らく誰もお客様はその日僕がサイドゴアを履いてると分かった方は

いないだろう。

それもそのはず、スーツの裾から見えるシューズは、ただの

ブラックプレーントウだから。

サイドゴアシューズは、もともとフォーマルシューズだったというのが

面白いところ。なんだかカジュアルシューズという位置づけで

語られることの多いものだが、根本がフォーマルシューズという

ことを意識して見ると、見方も変わるだろう。

英国各社TOPブランドシューメーカーには必ずサイドゴアが

存在するのもそのため。

そして私が考えるサイドゴアの魅力は、

磨き方次第で、ドレスにもカジュアルにも顔を変えてコーディネートできる

幅の広さにある。

最近、靴磨き屋さんが流行っているが、何でもかんでもガラス加工してる

(グラサージュ、グラッストゥ―ラ、鏡面加工。。。)感じだが、

(*個人的に何でもかんでもグラサージュすればいいというのは

完全に間違ってると思う。光るのは一時楽しい時期があるので

どれもこれもやりたくなる気持ちは僕も分かるが、靴には

それぞれの適正な磨き方があり、適正な履き方があると思っている

私は、何でもかんでも磨き上げて光らすのは大否定だ。)

そういう、グラサージュ的磨きを施すと、完璧なるドレスシューズになり、

一方、何もせずに雑に履いて、たまに栄養クリームを与えてあげたら

出てくる使用感を使って、カジュアルシーンで最高に役立つシューズ

になることも出来る。

サイドゴアの魅力は脱ぎ履きのしやすさ。

出張や、着替えが発生する外出(ゴルフなど)などには

かなり重宝する。

手前みそだが、今回DRESSERSが別注したサイドゴアは、

実に優秀だと感じる。

磨きさえちゃんとすれば、かなり重宝する。

通常英国グッドイヤーものよりもはるかに「軽い」のも

我ながら別注ポイントとしては大満足な一足。

まあ、DRESSERSの話しは置いといて、「サイドゴア」は

上の(表の)革が柔らかいものを選べば投資の失敗はしないので

是非履いたことない方は試してもらいたいと思う今日この頃。

YAMADA

 

店主の思いつきコラム

2019.10.26

blog

店主の思い付きコラム

こんばんは。

久しく店主の思いつきコラムを書いていなかったので

久々に書きます。

DRESSERSをやりだして10年、すごくいろんなことがありました。

例えば、最初やりだした時に、まさかイタリア出張とか行くなんて

想像もしていませんでした。

それが、もう何回行ったことでしょう。

こういうのは、予想や夢や想像と全く違うベクトルで動いているものだと

振り返ってみるとすごく思うことがあります。

例えば、イタリアへ出張に行ったのも、福岡にLIVERANO&LIVERANOの

トランクショーに初めて行ってるときに、店主の藤戸さんから、

”山ちゃんも一緒にフィレンツェ行く?”と尋ねられたことから始まります。

だって、その時僕と藤戸さんって会って2回目ですよ。

会うのが2回目の人に、「一緒に行く?」と言われて、

「はい。行きます!」と返事したところから始まるんです。

正直、行くと言ったものの、自分の中では「マジかよ!??」と思いながら

必死で日程やその他調整して、超頑張って行ったことを思い出します。

そんな感じで、何かしら「きっかけ」(人呼んで、チャンス)があった時に

乗ってきてよかったなといつも思います。

何かわからないけど、乗ってみる。

何かわからないけど、やってみる。

何かわからないけど、手を上げてみる。

振り返ってみると、20年以上もそうやってやってきたんだと思います。

オープンして2年3年目くらいの時に、お客様から共通のご質問を

受けることが多々ありました。

それは、「松山でこういう店を出すときに、どんな勝算があってやったのか?」

ということでした。

その質問をもらうたびに、なんで??、、どんな??、、と自問自答。。。

でも全く答えが分からない。

結局「やりたいから、やった。」という答えでした。

やはりそこにも、乗ってみる、やってみる、手を上げてみる精神で

やったのだと振り返ると思います。

話しは遡りますが、僕は約20年前、急に松山から東京に行きました。

無職で、住む家もなく、友達も親戚もいなく、土地勘もなく、、、。

なのに、5万円だけ持って、夜行バスで東京へ行きました。

まだ陽も登らない朝の新宿に下ろされ、唯一行ったことのある

恵比寿ガーデンプレイスに行き、朝からやってた喫茶店に入り、

「さあ、ここからどうしよう。」というところから始まりました。

いま考えるとすごい大冒険をしたなと思うのですが、

それがあって今があります。

話しは戻りますが、いま、大変大変うれしいことに、

たくさんのお客様がDRESSERSには来ていただいています。

本当に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも進化していきながら、匍匐前進を怠らず、

楽しいお店になるよう、皆様に今からも足を運んでいただけるよう、

また、まだ見ぬ未来のお客様にも知っていただくよう、

色々とやっていこうと思います。

毎度この話をしますが、”ファッションは楽しいものです”。

だからその楽しみ方や、楽しいものだということを

お一人お一人に伝えていけるお店であろうと思っています。

皆様のファッション魂、人としての尊敬できる皆様に

心から感謝しております。ありがとうございます。

今からも一歩ずつ進化していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

DRESSERS

YAMADAコラム「 スーツ 」

2019.08.27

店主の思い付きコラム

最近ずっとコラム的なものを書いていなかったので、書こうと思う。この誰もが自由に見ることの出来るインターネットのなかのドレッサーズのホームページでそれを書くべきかどうか、悩むところだが、ひとまず手段は追々考えるとして今はこれしかないからここで書いている。

これから不定期で様々なテーマで書いていこうと思う。まず今回のテーマは「スーツ」。

たくさんのスーツを着てきて、沢山のお客様のスーツを作って、やはりこれが素晴らしいという生地がある。

まず一つはハリソンズだ。いかにもイギリス的な伝統的な生地のブランドだ。どの生地も色は抑え目で、主張しない。ここの生地はどれも素晴らしい。なかでも「SERGE(サージ」と呼ばれる斜め45度の綾目をしたシリーズは、もうスーツの完成形である。リージェンシーというシリーズのものが良い。

スーツの形は、襟は大きすぎず小さすぎず、着る者の肩の傾斜と丸みと良く合った肩回り、Vゾーンは深すぎず浅すぎず、全体のバランスが中庸な形が良い。

ハリソンズのサージの生地で仕立てたスーツは、まさにTHEスーツと言えるだろう。

ビジネスマンがある種の制服的正装として着る時の生地は、シャークスキンとバーズアイにかぎる。価格を抑えたいときにはカノニコ。出せる方はハリソンズをおススメする。この2つの織り方で織られたスーツを着てるビジネスマンには、スーツを正しく着ている印象がある。シャークスキンやバーズアイはサージよりもフォーマル感を適度に抑えて、強度と耐久性をプラスした生地であるからだ。

本来スーツを着る楽しさとは、自分の立場や職種、また着るシチュエーションに合わせて生地をチョイスすることにある。ただしスーツは目立ってはならない。決して人目を引くようではいけない。スーツ自体が目立つのは男として野暮(気が利かなくて、洗練されてない)というものである。

スーツを着ること自体特別なことではない。立場や職種、シチュエーションに合った生地を自ら選択でき、そこではじめて自分が何者なのかを表現できるツールとなるのだ。ぱっと見の印象は何の生地を着てるかは誰も分からないだろう。それはそうだし、それでいい。大事なのはパッと見た時に人の目に映る印象なのだ。着るモノ、サイズ感、生地感(今日はその話し)、バランス、靴の良し悪し、手入れ、髪型、顔の表情、それらすべてが一瞬に似て情報として入ってくる。

 

そこには人格が映し出される。

 

今日はスーツの生地のお話でした。             YAMADA

 

 

イタリア・FIRENZE

2019.06.26

店主の思い付きコラム

イタリア・フィレンツェによく行きます。

年に2~3回行くのですが、今回は久しぶりに、ファッション国際展示会の

PITTI UOMOにも行きました。

いつもPITTI期間中はとんでもなく人が多いので、避けて行くのですが、

今回は事情があり、PITTIに合わせて行きました。

気温が40度近くもある日が続き、体力的にかなり消耗しました。

何度行ってもFIRENZEは美しく、街のどの角度を写真撮っても

絵になる街です。この景色が300年変わらずあるということに

毎回驚きます。

聞くところによると、フィレンツェ市が、完璧な建築図を保管してるらしく、

いわゆる歴史地区と言われる地区内は、たとえドアが壊れて、新しいものに

しなくてはならない時も、正確な図面通りのデザインと、同じ木の質で

作って付け替えないとならないらしいです。本当に細かいところまで

仕様書があり、本当にそれ通りにしないといけないみたいです。

そこまでしてるから、街中が300年変わらずこの美しさを残してるんだろう

と思います。

愛媛の方に分かりやすく言うと、なんとなくですが、歴史地区と言うのは

道後公園、石手寺あたりから、JR松山駅くらいの直径の範囲なんです。

本当の中心辺りで言ったら、もっと狭い範囲です。

とは言え、その範囲全部が300年前からまるで変っていないんですから

それはすごいことです。

何度も行くと、範囲はそのくらいなので、道は大体網羅して把握してるのですが

それが出来るのも、FIRENZE自体がイタリアの中でも群を抜いて安全だからです。

夜に女性一人が歩くことが出来る珍しい街です。もちろん日本よりは

多少スリなど駅周辺ではたまにあるようですが、それでもかなり安全です。

ゆっくり人々の暮らしやそこから垣間見れる文化を見ることが出来ます。

なにか機会があれば、ぜひFIRENZEに行ってみてほしいです。

私はいつもアパートに泊まるのですが、ホテルで暮らすのも良いですが、

アパートでFIRENZEに住んでる気分で過ごすのも良いですよ。

👇ここで探してお願いすると、日本人対応全てしてくれるので良いですよ

http://www.lacasamia.jp

(「ラ・カーサミーア」です)

ちょっとFIRENZEの話しでした。

山田

 

『着ること自体を楽しむ』

2014.12.23

店主の思い付きコラム

先日本屋さんで、ファッションスナップがたくさん載ってる

雑誌を買ってじっくり見ていると、たくさんのお洒落好きな

方が、それぞれにファッションを楽しんでらっしゃる姿に

とても楽しく嬉しくなりました。

それぞれに「着ること」を楽しんでらっしゃる。雑誌のトレンド

情報をしっかり読み込み、自信の着こなしへ反映されてる方、

時代がどこへ行こうと我が道を突き進む方、時代性は取り入

れながらも自分流のスタイルを着られる方。それぞれに

ファッションを楽しんでる感じがとても伝わりました。

中には、自分と一緒に働いていた先輩や後輩なども出て

おり、やっぱり皆さんさすがだなぁと感心させられ、また

とても触発されました。

ファッションのスタイルは様々あります。アイテムの価格も

様々あります。人間は裸で外を歩くわけにはいきません。

なにかしら布を身に纏わなくてはなりません。

その「身に纏う」=「着る」という行為そのものを、それぞれに

『楽しむ』ことが人生を少しだけ豊かに深みのあるものに

していくことを、改めて感じたと同時に、「着ることの楽しさ」を

今まで以上にもっと皆様にお伝えしていきたいと思いました。

今後もDRESSERSなりのファッションを、愛媛・松山の

スーツ屋さんとして、街やファッションを愛する皆様の

お役に立つことが出来るように精進していきたいと

思う今日この頃でした。

『” スタイル”という到達点』 

2013.03.17

店主の思い付きコラム

ファッションという職業に身を置いて、18年。

もう18年でもあり、まだまだ18年でもある。

私は特にメンズドレスの方面 を軸として

ファッションをお仕事にしてきているが、

今まで個人的に”これが欲しい”と思って買った

モノがほとんどない。

洋服屋に入ってからというもの、何を買うにしても

”実験”として買ってきました。

それは販売員として、お客様に品物やコーデイネートを

オススメする側としての責任として、という思いが強かっ

たからです。

これを着たらどうなるんだろう?

洗濯機で洗ったらどうなる?クリーニングだったら?

着た後の経年変化は?手入れは?

どう合わせたら?素材が変わったら?

と、そのほとんどを実験として着用してきました。

それこそ激安ものから超高級ものまで幅広く

着てきました。

今自分でお店をやっていて、お客様とお話しさせて

いただきながら話す内容のほとんどは私の

経験談が多いです。

実験結果として「良いね~」「好きだわ~コレ」という

経験の積み重ねで今のDRESSERSがあります。

一方、18年やってきてメンズドレス界に身を置くものとして

とてもとてもうれしく幸せなことに、サルトリア界の巨匠

Antonio Liverano氏とお会いさせていただき、

お付き合いをさせていただくことになりました。

ドレス界に身を置くものとしてとても幸せなことです。

ドレス界には、現在にも過去にも、伝説として

皆の記憶に残る偉人がたくさんいます。

現代においても、あこがれる存在である

たくさんのファッションのプロの先輩方 いらっしゃいます。

その方々を見ていて、またお会いさせていただいて

そこで感じたことがあります。

それは、皆さんそれぞれに「スタイルがある」という事です。

スタイルがあるというのは、「〇〇と言えば、、」という

ときに、大体の人が共通のイメージを持つという事です。

ファッション界に限ったことではありませんが、

「スタイルがある」人は、かっこいいです。

では「スタイルがある人」は、なぜスタイルがあるのか

ここ数年真剣に考えていました。

ずっとずっとずっと考えて、たくさんのスタイルがある

方々にお会いして、見てきて、一つの答えが出ました。

(経験をもう20年積んだら、その答えもまた変わるかも

しれませんが、)

その答え、キーワードは一言でいうと、

『好き』

だと思いました。

スタイルのある人は、四の五の薀蓄はどうだってよくて、

(そんなことは知ってて当然出来て当然で)、

ただただ純粋に、そのスタイルが「好き」なんだと。

言い方を変えると、

スタイルのある人は、

「好きなことがはっきりしている」

「好きが明確」

なんだと思いました。

「好きなことがはっきりする」には、様々なたくさんの

経験があってこそ好きがはっきり出来るのではないか

と思います。

すごい日常の話ですが、

ラーメンもハンバーグもカレーも焼肉もなにもかも

食べたことあるから、好きとか嫌いとかあるんだと思います。

ラーメンでも、塩、醤油、味噌、豚骨など、

食べたことあるから、好きとか嫌いとかあるんだと思います。

私の尊敬する60歳を過ぎたかっこいいスタイルのる人の話で、

「なぜ〇〇さんは□□を貫けるんですか?」という問いに、

「よく聞かれるんですけど、、、、、、、

これしかなかったのかもしれませんよ。」

というお答えでした。

それは、いろんな方向性あるけど、

”自分の好きをやってたら、こうなってる”

ってことだと思います。

また他の質問でも

「右の人もいれば、左の人もいていいんですよ」

とも言われています。

またその方は、何かをお話しされるときに

「僕は、」という文頭で始まることが多い。

それは自分なりの考え方や哲学、美学なりが

はっきりしているからこそ言える言葉だと思います。

言い換えると、結局「好き」がはっきりしてるんだと思います。

そんなことを考えながら、ここ数年自分の「好き」を真剣に

大事にしてきました。

まだまだそんなこと考える人生キャリアじゃないのかな~と

思いながらも、ちょっと考えてみようということで

実践しながらやっています。

好きを取り上げる作業と同時に、そうでもないものを

そぎ落としていく作業を考えながらやっています。

先日お客様とお話ししているときに、

「今日DRESSERSっぽい人を見た」とお聞きし、

詳しく聞いてみると、DRESSERSに足しげく通って

いただいてるお客様のことでした。

私はそれを聞いたとき、とてもうれしかったです。

というのも、街で歩いてる人を見て、

「DRESSERSっぽい」と表現していただくという事は、

「DRESSERSと言えば、、」的なスタイルが、

少しだけでも皆様にイメージしていただけるように

なったんだなぁととても嬉しく思いました。

今後もスタイルのある人、お店になるために、真剣に

日々日々精進です。

ファッションだけでなく自分の「好き」を明確にすることは

実はとても人生幸せなことなんではないかと感じてます。

自分の「好き」を純粋に真剣に楽しんで生きてる人は

結果として「スタイルのある人」になるのかな~と思って。

自分の「好き」を大事にして

これからドレスファッションをもっともっと楽しんでいこう

と思う今日この頃でした。

皆様今後ともよろしくお願いいたします。

「地方別 スタイルの確立」

2012.08.14

店主の思い付きコラム

長い期間思い付きコラムを書いていませんでした。

日々感じること、考えていること、など思いつくことは山ほどあるのですが、

書き出したら止まらなくなる自分の性分を考えると、たっぷり時間があるとき

でないとなかなか書けない現状、、、、。

今後はもっとこまめにかければと思います。と言っても分かりませんが、、(笑)

今回、書こうと思った内容は、「地方別のスタイルの確立」についてです。

”地方別スタイル”とは、考えの結論から言いますと、

「日本はファッションにおいてそろそろ成熟してきたのだから、

今からは都市ごとに(EX:九州・四国・中国・近畿・・・・といった具合で)

合ったスタイルを、それぞれが確立するべき時期にきてるのではないか?」

ということです。

今JAPANファッション市場(大人の)は、間違いなく大手セレクトショップと、

大手ファッション百貨店が流れを作っています。

それらの情報発信の多大なる影響力を持ったSHOP、またショップ店員達が

日本に洋服文化を根付かせてくれて、ファッション(お洒落をする)文化として、

楽しみやルールを教えてきてくれました。

もちろんそこには、雑誌媒体の多大なる情報発信と、文化向上に向けた

取り組みが、JAPANファッションの向上や確立に大きく貢献しています。

成熟したJAPANファッション、さらにインターネットの普及で、

どこにいても何でも手に入る、成熟の極みです。

(今回書いてあるファッションは、学生ファッションではなく、

大人の男性のファッションのことです)

そこで私個人的には疑問が一つ。

「北海道の人と、鹿児島の人が同じ服を着て、同じものを良いと思い(思わされ)

同じスタイルを良しとしている現状っていうのは何かおかしいんじゃないのか?」

私は今、愛媛松山の街でファッションを伝えています。

4年前までは東京ど真ん中でファッションをやってきました。

どちらにもしっかり住み、飯を食い、春夏秋冬を肌で感じ、生活をしている身

としてファッションにおいて、とても大きなギャップを感じます。

まずは、暮らしている人全般(平均的)なことで言うと、

体のことで言うと、骨格がかなり違う、肉付きが全然違う、

環境のことで言うと、山や海、緑等の”自然”があるかないか、

また、気温や風、建物の色、日差し(影の分量)など全く違います。

話はそれますが、

イタリアのファッションにおける「地方別スタイルの確立」はお手本になると

思います。それは、イタリアにおいてフィレンツェ・ナポリ・ミラノ・ローマは

各地方別でそれぞれ違ったスタイルを確立しているからです。

もちろん日本との歴史の違い、王族や貴族の首領地や戦争など

国内のそれぞれの地域の成り立ちという点では合致しないのですが、

ファッションにおいて、「各地方が各々のスタイルを持っている」ということは

日本もこれから進むべき道なのではないかと考えます。

イタリアの各地方を回ると、地方ごとで壁の色や建物の高さ、

路地の幅、木々(自然の緑)、日差し、風が全く違います。

それぞれの風土に合わせた着こなしがあり、色合わせがあります。

特に大きく変わるのは”色合い”です。

やはりそれぞれの街の外観や光に合わせた”適した着こなし”は

ファッションにおける成熟の更に先にある楽しさ、面白さだと思います。

日本それぞれの街が、自分の街を愛し、その街の気候や

空気、外観、人並みに”適した着こなし”を模索していく時期なんでは

ないでしょうか。

ただ、それにはいくつか条件があります。

一つは、街のファッションを扱っているお店のスタッフが、しっかりと

ファッションの基礎・基本を持っていること。

一つは、街のファッションを扱っているお店が、自分の店のスタイルを

しっかり持って確立していること。

1つは、街のファッションを扱っているお店が、スタイルにおいて

東京が全ての見本になるわけではないと、しっかり思っていること。

それらの条件が「地方別スタイルの確立」には

必要になってくると思います。

それには我々地方でファッションを扱っているお店が、もっともっと

基礎レベルを上げていかなくてはならないことだと思います。

「松山と言えばこういうスタイルの人が多いよね~

真似するかしないかは別として、カッコいいよね~~」

と言われる街になるよう日々精進したいと思う今日この頃でした。

(あくまで店主の個人的考えなので、御批判はご遠慮ください)

「”NEEDS”と”WANTS”」 

2012.02.22

店主の思い付きコラム

先日2012年秋冬物の展示会に行ってきました。今回も心躍るたくさんの

様々なアイテムを作ってきました。様々な展示会ブースで様々な小売店さんが

商談していました。大手ばかりです。待っている間、他社様の商談を聞きながら

再認識したことがあります。それは品揃えの仕方の根本についてです。

お客様主導の品揃えをされていらっしゃる大型ファッションショップは、

”お客様のNEEDSニーズに応える為”を心がけていらっしゃいます。

一方私のやっているような、店主主導の小さなファッションショップは

”お客様のWANTSウォンツを創造し、ワクワクしてもらう”ことを考えています。

そこには、大きな違いがあります。”必要だから着る”ものを用意するか、

”欲しくなったから着る”ものを用意するかの違いです。

NEEDSとWANTS。これは似て非なるものです。どちらが正しいとか、

どちらが良いとかそんなことではありません。どちらも必要です。

お客様から病院の先生のお話を聞きました。「大変なお仕事ですね~」

と声をかけられたその病院の先生がおっしゃった言葉が、

「我々はマイナスをゼロに持っていく仕事ですからね。」

その話を聞いた時、私はかねてから思っていた、洋服の小売店においての

品揃えの仕方の違い、すなわち”NEEDSとWANTSの違い”を上手く表現

してくれる言葉だなと感じました。

服を着る人たちの”マイナスをゼロに持っていく”品揃えの根幹がNEEDS、

”ゼロからプラス”に持っていく品揃えの根幹がWANTS。

これは洋服においてだけ言えることではないのだと思います。

必要なところにそっと手を差し伸べてくれるところも必要だし、

想像できないところから、創造されたものをみて”欲しい”と思うものを

用意することも必要。

ただ私が昔から思っているのは、そこには順番があるような気がします。

”コアなNEEDS”がスタートで、”WANTS”になり、その先に”NEEDS”が

生まれると。

例えばインターネット。100年前には想像も出来なかったものです。

しかし、世の中にインターネットが登場すると、世界中がインターネットに

対して”WANTS”だったと思います。

ほんの一握りの人たちの”コアなNEEDS(あったらいいな!)”から

創造されたインターネットは、瞬く間に世界中からの”WANTS”に代わり、

いつの間にか生活に無くてはならない”NEEDS”に変化していったと思います。

服についても全く同じことが言えると思います。そういう意味では日本全体の、

また世界のファッションにおいて、日本の大型ファッションショップの役割は

とっても大きいと思います。

それは、”コアなNEEDS(あったらいいな)”を創造しない限り、NEEDSには

辿りつかないからです。NEEDSばかりでは面白くありません。それはファッション

ではないと思います。全ての商品が”NEEDS”から生まれた品揃えでは、

せっかくのファッションが全く面白くないと思います。

影響力のある大型ファッションショップこそ、今後の日本のファッション界、

また世界のファッション界のために”コアなNEEDS(あったらいいな)”を

創造し続けていってほしいと思います。もちろんNEEDSの商品も同時進行で。

「ファッションは」進化するから面白く、ゼロをプラスにする楽しいものだと

心から信じています。マイナスをゼロにする衣料品ばかりでは、

ワクワクもドキドキもありません。

「ファッション」はマイナスの心だってゼロを通り越してプラスに持っていける、

人間が人生を楽しめる為のおおきなツールだと信じています。

これからもその心をいつまでも持ち続けて、ワクワクドキドキを創造・

伝達していきたいなと思う今日この頃でした。

(全て個人的な意見です。御批判は御遠慮下さい)

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