DRESSERS

DRESSERS for Gentleman [Elegant] [Highquality] [Chic] [Shy] [Passion] [Gentleness] [Respect] [Culture]

店主の思い付きコラム

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シャツ

2017.06.23

店主の思い付きコラム

皆さん、こんにちは。

今回はコラム的内容なので是非すっ飛ばしてください。

ご意見ご批判は一切受け付けません。

ご了承ください。

先に

各種、激安Fair、

6月26日(月)までです。

あと3日!!

是非!!!

シャツ。

私はシャツが好きだ。

洋服、ファッションを好きになったきっかけが一枚のシャツからだったから、

ということも大きく影響してるだろう。

コムデギャルソンの定番の白の開襟シャツを初めて着て外へ出た時の

あの高揚感。そして「自由」な感覚。とにかくその体験がファッションの

持つ力を教えてくれたような気がした。

着ることで心躍り、着ることで楽しくなり、着ることで外へ出たくなり、

大事に大事にそれを着る。

とにかく衝撃的だった。17歳だった。

大学生になり、世の中の定番を勉強し始め、当時はもちろんネットは

ないので、足で探して、たくさんのお店に行き、松山も広島も福岡も

出来る限り「本物」を見に行った。

中でも「アイクベーハー」のボタンダウンのシャツは、”襟のロール”という

ことを意識し始めた初めてのシャツ。

どうやったらロールがうまく出るのだろうと、毎日何回も必死で

アイロンの練習をした。

大人になりアメリカ・ニューヨーク出張で、アイクベーハーは

アメリカのアッパー向けのフォーマルシャツメーカーだったことに

衝撃を受ける。日本のファッション雑誌ネタにいかに翻弄されてたか

よくわかった。

上京してからは、シャツのサイズや生地の質ということを徹底的に

叩き込んでいただいた。そしてシャツの着方、着る場所、時間、

それぞれにふさわしい場の「ルール」も厳しく指導していただいた。

イタリアもののシャツに出会ったのもそのころ。

今まで着てきたものとは明らかに違う着心地の良さ。

そして肩口のアイロンがけの難しさ(笑)。

何度先輩にアイロンのかけなおしを命じられたことだろう。

アイロンを徹底的に様々なシャツにかけて練習する中で、

シャツの構造たるものが自然と分かるようになった。

当時は時代が良かったのか、世界最高の生地メーカーの生地を使用した

シャツが店頭のほとんどだった。

カルロ・リーバ、シクテス、DJアンダーソン、トーマスメーソン、

カンクリーニ、アルビニ、などなど、

今考えれば信じられない状況だが、その時にありとあらゆる

最高の生地メーカーの生地を体験したことが、現在も何か一つの

価値観の礎になっていることは間違いないだろう。

イタリア・ナポリでシャツのフルオーダーを作り、

「手作業」という「技術」を目の当たりにし、

”着ることの出来る芸術”は何物にも代えがたい感動や楽しさを

改めて深く感じることが出来るものだった。

様々に、これでもかというほど多くのシャツを着て実験してきた経験を

正しくお伝えていくことが大事だと思っている。

お店は小さくても一人一人にちゃんと伝達していかなくてはならないと思う。

着た人にしかわからない、言葉では到底お伝えすることの出来ない

「心が動く」感覚を「本物」を通してお客様に伝えていきたいと思う。

話しは反れたが

勿論ターンブル&アッサーに代表されるイギリスシャツも数々着てきた。

そこで、イタリアシャツとイギリスシャツの価値観のベクトルの違いを

肌で感じ、文化の違いと、価値観の違いを学んだ。

そして日本製のシャツの素晴らしさもたくさん経験した。精度や、正確性、

そして日本人の体形を熟知してる点では日本製は圧倒してると思う。

どうしても「手作業」となると、まだまだ歴史が浅く、その良さを

まだ未体験の方が多すぎるので、根付くには時間がかかるだろう。

「シャツ」というものはバリエーションがたくさんあるので、

他のアイテムよりも大きく楽しめる幅が広いのも特徴だ。

柄が少し違うだけで全く違うコーディネートを構成することが出来るのも

シャツならではだろう。

またピンクやオレンジなどのポップなカラーでも試すことが出来るのも、

「シャツ」に与えられた特権だろう。

やはり大人は「シャツ」がよく似合う。

終わることなき、シャツの楽しさ。到達点は無いアイテムだろう。

まだまだシャツを楽しんでいきたい今日この頃。

DRESSERS

 

来週から少し長いですが、イタリア・フィレンツェに行ってきます。

帰ってきたら、色々面白いモノあると思います。

7月7日(金)PM2:00~お店開ける予定です。

着るにおいての、「キホン」ということ

2017.06.02

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店主の思い付きコラム

皆さん、こんにちは。

今回はコラム的内容です。

是非すっ飛ばしてください。

またDRESSERS的意見をだらだら書いておりますので、

ご意見ご批判は一切受け付けませんのであしからず。

ネイビーのスーツを着る、

ネイビージャケットを着る、

ネクタイを締める、

靴を磨く、

アイロンを掛ける、

洗濯をする、

戦後急速に日本に広まった洋服文化。最近はアメリカの”カリフォル二アロール”

のように、日本でも急速に日本独自の文化が広まっている。

鮨がアメリカに渡り、いつしか本国日本では全く見ないカリフォルニアロールが

生まれ、ごく当たり前のものとして成立してる。

パスタがイタリアから来て、いつしかジャパンで”ナポリタン”が生まれ、

ごく当たり前に成立している。

そんな感じで、「洋服」、いわゆる舶来物の服装が、日本に入ってきて、

独自の進化を遂げていることは皆様ご存知の通りだろう。

ジャケット、ネクタイをしないスタイル。

仕事着にブラックスーツ。

結婚式にブラックスーツ。

色の付いたボタンホール。

ささるほどのとんがった靴。

茶髪。

細い整った眉毛。

日本独自で生まれた着こなしを挙げれば数えきれないほどある。

それも日本人の研究熱心なまじめな人思いな国民性が生んだ

唯一無二の文化であることは間違いない。

いまやインスタグラムやFacebookなどのソーシャルメディアにより

国際間の隔たりがなくなっていっている。

鮨やパスタは数ある食事の種類の中の一メニューにしか過ぎないが、

とりわけスーツやジャケットとなるとそれらとは全く位置づけが違う。

なぜか。

それは、国民の成人男性のほとんどが着る、共通アイテムだからだ。

着るには「キホン」がある。

和服を着るにも「キホン」がある。

DRESSERSではいつもブログ等で「キホン」というワードを使用することが

多いが、もう少し「キホン」を日本語的にわかりやすく言うと、

それは『 作法 』である。

お箸の持ち方、お辞儀の仕方、挨拶の仕方、お礼の仕方、お詫びの仕方、、、

言い出したらきりがないくらいに、生活のいたるところに『 作法 』は

存在する。

洋服、とりわけスーツ系を着るにおいても、そこには『 作法 』が存在する。

『 作法 』を知ると、相手を不快にさせないでいられる。

『 作法 』を知ると、相手に想いを伝えることが出来る。

『 作法 』を知ると、相手と友好関係を結べる。

『 作法 』を知ると、相手を喜ばせられる。

『 作法 』を知ると、相手に認めてもらえる。

『 作法 』を知ると、結果として自分も豊かになる。

『 キホン 』は、『 作法 』

常に基本を大事にして、着ることを楽しみたいものです。

まずは『 キホン 』(=『 作法 』)を知ること。

それが着ることで、少しでも人生をハッピーにする、

人生を豊かにする近道。

衣食住の、「衣」。

着ることで少しでも人生がハッピーになることが出来るよう

微力ではありますが、今後もDRESSERSから色々ご案内していきたいと

思っております。

乱文失礼しました。

DRESSERS

 

 

 

我がままな、『DRESSERS』。

2017.05.29

店主の思い付きコラム

皆様、こんにちは。

今回はコラム的な内容になりますので、是非無視してください。

写真も商品紹介もFairもありません。

なお、DRESSERS的考えを勝手に述べてるものなので、

ご意見ご批判は受け付けませんのでどうぞよろしくお願いいたします。

DRESSERSというお店を初めてもうすぐ9年目を迎えようとしております。

ひとえにご来店いただいてる顧客様お一人おひとりの熱きファッション魂の

お陰だと心から思っております。

また、愛媛のこんな小さなお店と、取引してやろうという気概を持った

お取引様のお陰だと思っています。

皆様ありがとうございます。

まだまだ本当にヒヨッコなお店ですので、お客様方にご迷惑おかけすることも

多々あろうかと思います。まだまだ始まったばかりのお店です。これからも

一歩づつゆっくりと進んでまいります。皆様どうぞよろしくお願いいたします。

DRESSERSは一人でやってる10坪足らずの小さな小さなお店でございます。

愛媛の松山の繁華街の一本裏手でひっそりとやっております。

ひっそりとやってるにはDRESSERSなりの理由があるのでございますが、

その一つとして、”店内での顧客様との時間を大切にしたい”という気持ちがございます。

どうしても誰もが通る大通りですと、様々な方が入店をされる状態に

なってしまいます。その点、DRESSERSは知ってる人しか知らない、

場所がすごくわかりづらい、もしくは足を踏み入れることを少し躊躇するような

お店になっています。しかもお店の看板も出ておりません。

それらはすべて”店内での顧客様との時間を大切にしたい”という想いゆえの

ことでございます。とてもワガママなやり方であると分かっているつもりでございます。

通販をしないというのもそういう理由が大きいかもしれません。

もう一つのワガママは、お店のオープン時間です。

月・木・金・土  14:00~20:00

日     14:00~18:00

火・水    定休

これはなかなか見ないオープン時間帯です。

まず14:00~OPENというのは、あまり普通じゃないです。

しかも日曜日は18:00CLOSEというのもあまり普通じゃないです。

もちろんこれにも理由が様々あるのですが、簡単にいうとオーナーの

ワガママです。

やはり”店内での顧客様との時間を大切にしたい”という想いからそうなっている

というのも一つの理由です。

店内には、私一人です。しっかりと服や服の話しを楽しんでいただくには、

私には6時間が限度です。(やりながらだんだん分かったことです)

そうなんです。オーナーのワガママなんです。

もう一つ大きな理由が、それも同じく”店内での顧客様との時間を大切にしたい”

という想いからなのですが、大変ありがたいことに、お車や電車ではるばる

松山まで遠方から1~2時間もかけていらっしゃる方、

また県外からも足を運んでいただく方がたくさんいらっしゃいます。

そういった方々には、極力ご連絡をいただいてからご来店いただくように

しています。そしてオープン時間より前にご来店のお約束をしていただく

ケースが多いのです。どうしてかと申しますと、せっかく大切な時間とお金を

かけてご来店いただいたのにほとんどお相手できないようでは、

店内での顧客様との時間を大切にできないので、普通ではないオープン時間帯に

しております。

これはやはり個人でお店をやってるからこそできることだと思います。

大きな会社でタイムカードの世界じゃなかなか出来ないことだと思います。

個人店ならではのものであると思います。

定休が週に2回(火・水連続)あるのも、県外からいらっしゃっていただく際、

その日(定休)に合わせてご来店いただくことが多いためです。

勿論その日はその方のみの営業にするためです。やはりどうしても飛行機や

交通事情があり、時間が確実でないとならない方々には、確実にお客様のための

時間を確保することが必要になります。

もう一つは、やはり出張です。一人でやってるので、出張に出る時は

どうしてもお店をお休みすることになります。ですので、定休に合わせて

出たりできるためです。

上記のように、わがままなことを挙げたらきりがないですが、

「店内での顧客様との時間を大切にしたい」という店主のワガママを

形にしたらこうなっちゃいましたという変なお店です。

こんな変なお店ですが、地に足をつけて、じっくりとファッションの

面白さ、楽しみ方をお伝えしていけるようなお店になれるよう

これからも精進邁進してまいります。

どうぞ皆様今後ともDRESSERSをなにとぞよろしくお願い申し上げます。

DRESSERS

山田

 

 

 

ネイビースーツという最上級品

2017.05.21

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「文化を創る」

店主の思い付きコラム

今回はコラム的内容です。

写真も商品紹介もありません。

ご興味ある方だけご覧になってみてください。

*あくまで「DRESSERS流のスタイル」の話しです。

ご意見ご批判はお受けしませんのでよろしくお願いします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

32歳を過ぎて、高品質のネイビー無地のスーツを持っていないと

恥ずかしい。社会人10年経ったとして、それはもう「大人」。

「大人」としての礼儀作法を求められる。

子供なんだからしょうがないは残念ながら通じない。。

スーツスタイルにおける礼儀作法とは、高品質のネイビー無地スーツを着ることだ。

もちろん他にもたくさんあるが、高品質のネイビー無地スーツはどんな相手へも

配慮を持っていることを着るもので意思表示でき、さらにどんなオケージョンに

も対応し、お葬式以外はすべて対応できる。

高品質なネイビー無地スーツは、32歳を過ぎた大人なら、必ず持っておくべき

アイテムである。

高品質なネイビースーツは決してオシャレアイテムではない。

ただ大人のスーツスタイルの”必需品”なだけだ。

会社に勤めていれば、名刺が必需品のように、

高品質なネイビー無地スーツは必需品なのである。

まずはダークネイビーを持つべきである。

黒に近い深い色目のネイビーは最も格式の高い色で、相手への礼を欠くことはない。

次に、通常のネイビー、もしくは少し明るめのネイビー無地を揃えておくのが良い。

あまりかしこまった席ではない時にとても重宝する。かしこまった席ではない場所で、

ダークネイビー無地スーツはちょっと気張りすぎな印象になる。

そこはネイビー、もしくは少し明るめのネイビーがベストだろう。

場に応じて、シャツ、ネクタイ、ポケットチーフを変えることで

様々なシチュエーションに対応することが出来るのが、

高品質なネイビー無地スーツの「機能」である。

余談だが、シャツやネクタイやポケットチーフなどの合わせ方は、

場がカジュアルになればなるほど(カジュアルと言っても普段着ではない)

柄や色を足していくのが好ましい。逆に、場がかしこまるほど、無地に

なっていくのが好ましい。

シューズもかしこまった場にはブラック。カジュアルな場にはブラウンというように

使い分けると場に馴染む。かしこまった場にブラウンシューズは論外と心得るべし。

*ここでいうブラウンとは、いわゆるダークブラウン(焦げ茶)のことを言う。

一般的なブラウンや、また少し明るめのブラウンシューズは、品位がない着こなしに

なるので堅実に行くなら避けたほうが良い。

まだお持ちでない方は、こっそり伝えていただければ、価格に応じて

最高のネイビー無地スーツをご用意させていただきますのでご安心を。

すでに着用されてらっしゃる紳士な方は、次は冬用、また夏用を

揃えてみてはいかがだろうか。お茶菓子やお花などと同じように、

季節ごとでスーツ生地を着分けることも、会う相手への配慮である。

高品質なネイビー無地スーツ。

大人の礼儀作法の一つとして、ご用意されてみてはいかがでしょう。

DRESSERS

皆様のお陰で

2017.04.12

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店主の思い付きコラム

皆様、こんばんは。

本日は商品企画ではありませんので、

是非すっ飛ばしてください。

私はDRESSERSを初めて、もうすぐ9年目になりますが、

まだまだひよっこですが、ここまで一歩づつ歩んでこられたのも

お客様のファッション魂のすごさのお陰と毎日感じます。

私はもともと松山でお店をやりたいという想いから、東京へ行き、

その後実際に松山でお店を開くことになるのですが、

当初想っていたお店像より、はるかにすごいことになってる今に

自分でやりながら、自分のお店なのに、すごく客観的に見ている

自分がいます。

おそらくそれは、松山という街が、私が想像していた以上に

ファッションが好きだという気持ちを持った大人の方が

多かったことと、私が想像してたよりもファッション魂が熱かった

ということでしょう。

毎日、皆様の熱きファッション魂には本当に恐れ入ります。

常に私自身も皆さんの何倍速でファッションを楽しまなければ

追いつかれるかも??(笑)と思ってしまうほどです。

去年の話しになりますが、まさかのテレビデビュー。

最初は、お店に足を運んでいただいてるお客様との小噺に面白いと

思い、お店の住所も電話番号も、HPアドレスも掲載しないという

条件で出たテレビが、あれよあれよと全国放送。

NEWS ZEROに出てしまうというまさかの展開に驚いたものです。

日本全国からお問い合わせをいただき、中にはわざわざDRESSERSの

ためだけに飛行機乗ってはるばる松山まで足を運んでいただく方も

いらっしゃって、本当に嬉しく思います。

お店的には、私、山田潤一郎の「わがまま」がかなり強いお店ですが、

DRESSERSの想いやスタイルに共感していただいた皆様に

支えていただいてることに日々感謝です。

4年前には想像もつかなかった”LIVERANO&LIVERANO”とのお付き合い。

14年前に初めてイタリア・フィレンツェに行ったとき、何度も緊張し

ながらお店の扉を開け、一度もお会いすることが出来なかった

Antonio Liverano氏。まさか自分でお店やるようになって、関係性を

持たせていただき、フィレンツェに行くと、まるで家族のように

お付き合いをしていただけるようになるとは、

夢にも思っていませんでした。

 

やはり、それもこれも、DRESSERSに足を運んでいただいてる

皆様の熱きファッション魂が、そこへ導いてくれたのだと思います。

最初お店で「LIVERANO&LIVERANO」の商品を置いたとき、

ほぼすべての方が、「ん??」と全く聞いたことのいない

ブランド名に”なんですか、それは??”というところから始まり、

今ではほぼすべての方が、何かしらのLIVERANO&LIVERANO

アイテムを身に付けてるという状態。

「おっしゃ!着てみよう!」「おっしゃ!試したろう!」

という、気概ともいうべきファッション魂を皆様が持ってらっしゃった

ことで、今やDRESSERSの中には”リヴェラーノデビュー”という

言葉までお客様の中で浸透しているという現状。

この小さな四国の地方都市ですので、おそらくリヴェラーノ密度、

リヴェラーノ着用率は、間違いなく世界一の街でしょう。

上のこの写真は、数年前ホームページでLIVERANO&LIVERANOの

ことを紹介するときに、文章の確認をお願いしたときに、

わざわざに、DRESSERSのホームページ、ブログのために

3人が工房の裏の庭に出て、3ショットで写真を撮ってくれたようで

送っていただいたものです。

14年前の僕からしたら、腰砕けるような出来事です。

 

LIVERANO&LIVERANOをもともとお好きな全国の方に、

DRESSERSを発見していただき、わざわざにお店に

足を運んでいただいたり、

福岡でのLIVEEANOのトランクショーの際に、「山田さんですよね」

とお客様からお声がけいただいたりと、嬉しい限りです。

松山という、東京の人からしたら「どこだっけ?」と聞かれかねない

地方都市ですが、ファッション魂は、とてつもなく熱いと実感しています。

これからも、皆様の熱きファッション魂に応えられるお店であるよう

精進していきたいと思います。

小さなお店で、店主一人だけでやってる、休みの多い(笑)

お店ですが、これからも「わがまま」な個店として精進してまいります。

どうぞ今後ともDRESSERSをよろしくお願いいたします。

DRESSERS

 

 

 

LONDON

2017.03.10

「文化を創る」

店主の思い付きコラム

皆さん、こんにちは。

先日LONDONへ行ってきました。

ま~~~たくさんのことが勉強になりました。

200年の歴史はやはりすごかったっです。

建物にも圧倒されました。

イタリアの華やかな大理石彫刻の建物も素晴らしいですが、

ロンドンのグレーの威厳のある佇まいに大英帝国を感じます。

いつでも雨降らしてやるぞ!という空からの意思を感じながら

たまの日差しをありがたく思うあの感じは、イギリス独特な

モノなのでしょう。実際にしょっちゅう雨が降り、

小雨も、日本人的に普通の雨も結構降ります。

でも2~3分でやみます。それを永遠と繰り返しいてるので

周りのイギリス人たちは全く傘を刺さないことに驚き。

結構強く降っても傘を刺さないので、傘を刺してるこちらが

変な感じで見られる感じ。

みんなフードを軽くかぶったり、そのままだったり、

ハンチングをかぶったりするくらい。

どうせすぐ止むから、って感じで。

そして濡れたままいろんなお店にそのまま入っていってしまう。

だからか~!!ってわかりました。

カジュアルスタイルの真骨頂をまざまざ見せつけられて

ビンビン学習させられた感じがありました。

バブアーしかり、ツイードしかり、水は通さないけど、

水滴がポロポロ落ちる撥水ではなく、ちょっとにじんで

しみるあの感じは、この雨にあるのか!!!

濡れてる感が無いし、そのまま日常を過ごせる。

まあその高級品がマッキントッシュなんかのコートなんだろうと。

綿ギャバの威力も、確かにこの環境なら抜群に生きるな。

雨に濡れて、気負うことなくガンガン着るから、

いつの間にかコットンが柔らかくなり、ぼろくなり

それが自然。かっこいいからとか歴史あるブランドが

どうとか、まったく関係ない。環境に応じて、

環境に適してるものをただ着てるだけのこと。

環境が違う日本で、知識だけ勉強し、頭でっかちで、

どこの生地を使ってるとか、ステッチがどうなってるとか、

生地がどうとか、新作がどうとか、まったく関係ない。

自分が生活するのにそれが必要だからという、

シンプル極まりない理由で着るモノを選んでいる。

今日は雨が降るからこれ、晴れるからこれ、

脱ぐ可能性があるからこれ、寒いからこれ、

暑いからこれ、ここにモノ入れたいからここに

ポケットがあるこれ、というように、カジュアルスタイルは

とても単純で、逆に今の情報過多の日本では忘れてしまっている

「衣服」そのものの「機能」を求め、自分のその日の生活に

合ったアイテムを素直に着る行為がそこにはあった。

洋服において後進の日本は、ひとまず”モノだけ”は

先人の尽力によりすべてそろっている。

これから先、日本、また愛媛松山という「地」をもっと

考えて、情報好き日本人の情報力を活かしながら、

現場力で素直に着ることが出来るように自分も含め

なっていかなくてはならないと強く感じる。

いっぽうドレススタイル、いわゆるアッパーゾーンは

いままで勉強してきたことが正しかったんだと再認識

させてもらった。

こうはこうあるべきという、勉強してきたことが

脱線することなく、ちゃんと理屈に合っていたことを

肌で、現場で感じられたことも大きかった。

ルールを作った国は、自分たちのルールに忠実だった

ことがどこかうれしかった。

着こなし方やスタイルなど、たくさんのリアルGENTLEMANを

目にすることが出来る。

それはとてもうれしいことだった。

しかし、もう一方で肌感覚でわかったことがある。

それは明らかに「出自」が存在するということ。

幸い我々日本人はそれなりにみんな平等で、

お金のある国に生まれ過ごしているが、

国によってはそうではないし、「〇〇家」の生まれ

みたいな世界ががんがん現在進行形で生きていて、

我々日本人が学んできたドレス知識や、頑張れば

手に入るメーカーなどは、向こうではアッパーな

方々のみが着る着こなしであり、アイテムであるということ。

そういうことも知識としては学んでいたが、現場でリアルに

感じた。

例えばDRESSERSで言うと、HARRISONSやW,BILL,

FOXBROTHERSや、H,LESSER、W,HALSTEADなど

そのほかにも多数あるが、これらはイギリスにおいて

超×100乗くらいにアッパーな「出自」の世界でのみ

取り扱われて着られているものたちだということ。

そしておそらく着てる本人たちは、どこの生地を使ってる

ということなど微塵もなく、自分の感覚で、生地を手で

触り、お店のテーラーと話しながら自分に合った

(立場、身分も含め)ものを仕立てている。

スペシャルにアッパーな世界のことで、これが現実なんだと

分かってはいたが、現場ではっきりと感じた。

幸い我が国日本は、そういう観点からすると、皆平等で、

そして世界から比較すると皆平均的にお金持ち。

誰かが持ってて、誰か持っていないということはない。

もちろん大小はあるが、諸外国のそれほどではない。

ではイギリス人でもイタリア人でもアメリカ人でもない

我々はどうドレススタイルをとらえたらいいのか?

考えた結果、

幸いにも日本人であるという環境を受け入れ、それらを

「一つのスタイル」として、純に楽しんで、着ればいいだけ

という着地になった。

そうなるとこれまでと変わらない気もするが、

分かったうえで、享受するということが大事なのでは

無いかと思う。

分かったからもっと着るモノもあるだろうし、

分かったから着なくなるものもあるだろうし、

どちらにしてもまだまだ精進あるのみ。

これからも日々勉強です。

DRESSERS

 

 

 

 

 

「シンプル」で「美しい」

2017.02.03

blog

「文化を創る」

店主の思い付きコラム

皆様、こんばんは。

先にお伝えしておきます。

2月6日(月)~2月12日(日)は、出張のため店休

とさせていただきます。

2月5日(日)は、PM6:00までの営業です。

さて本日はコラム的な内容ですので、

ぜひすっ飛ばしてください。

DRESSERS(ドレッサーズ)

DRESSERとはERが付いてるので、その名の通り、

役職、職業に付けられた名前。DRESSにER。

その昔、テレビやラジオの無い、はるか昔のこと、

庶民の娯楽は「舞台」だった。いわゆる舞台演劇。

舞台の上で活躍する演者さんたちに、裏方で衣装や小道具を

考え、着せつける職業の方を「DRESSER」と呼んだらしい。

私は皆様のDRESSERでありたいと、そういう存在になれるような

お店でいたいと思い、DRESSERというワードをお店の名前にした。

ご来店いただくお客様にとって、「舞台」は社会、会社、生活。

その「舞台」で輝けるように、「舞台」が面白く楽しくなるように

衣装でお手伝いする役割になりたい、

という想いからDRESSERという名詞をお店の名前にした。

因みに最後の「S」は顧客様皆様のことをさす。(勝手ながら、、)

お店に来ていただいた皆様が、お店の外の世界、社会でご活躍

されることで、その方の着こなしや、身だしなみや意識が、

その方の周りに影響を与え、やがて周りの方々も着こなしや身だしなみに

興味を持って自然と楽しみだすことを想定すると、

その影響を与えた皆様は「DRESSER」なので、

顧客様皆様を表す「S」を付けてDRESSERSとしている。

もちろん私も「S」です。

今更お店の名前の由来を話しても仕方ないが、

お店をやる中で、大変わがままながら、DRESSERSは

「店主の大好き」を基軸にした商品展開、お店運営をしている。

やりながら気づくことがあり、それは、

DRESSERSは『 シンプル 』で『 美しい 』モノ、事が大好き

なんだということ。

一言でシンプルと言っても、無地とかそういうことじゃない。

無駄な小細工をしないとか、やりすぎないとかそういうこと。

それには何よりも、元が「上質」であり、「本物」でないと

可能にならないことで、「シンプル」で「美しい」ことを

大事にして、スタイルの基軸としたいと思っている。

(出来てるかどうかは別として、、、)

 

それは生地であり、作りであり、ラインであり、オーラであり、すべて。

(あくまで私が思う、、、というわがまま極まりない価値観に基づいてるが、)

「シンプル」で「美しい」とは、『 中庸の美 』ともいえる。

「中庸」とは、過不足なく、偏りのないこと。また偏らず中正なことである。

そんな感覚が「シンプル」で「美しい」という言葉になっているのかもしれない。

 

まだまだ極めて行かなくてはいけない未熟なお店だが、

店主の「大好き」を形にして、共感していただけるよう努力し、

共感していただける方々が、それぞれの舞台で輝けたり、

舞台が楽しくなったりをお手伝いできるようなお店になりたい、

お店でありたいと思っている。

もちろんまだまだ全然お役に立ててないが、そう思っている。

逆にご迷惑をおかけすることもあったりと、反省ばかりですが

そういう想いでお店をやっている(つもり)

まだまだ未熟なお店ですが、これからも尽力していきます。

DRESSERS

 

 

「着る」を楽しむ

2016.12.14

「文化を創る」

店主の思い付きコラム

今回はコラム的な内容です。

ぜひすっとばしてください。

 

服の楽しみ方は人それぞれだ。

ブランドを保有する楽しみ、

服の蘊蓄で知識量を増やす楽しみ、

自己主張を目的とする楽しみなど

各人の服における楽しみ方がある。

私はお店でお話しするとき、よく料理に例えて話をすることがあるが、

”食べておいしいかどうか?”という価値観の上でDRESSERSは

運営してるように思う。それは、「着て良いかどうか」、

「着てなんぼ」という価値観の上で商品をご案内してる(つもり)。

〇〇産の△を使い、○時間■■して、★▲■+*・・とかよくあるが、

私は”食べておいしいかどうか”が大事だと思っていて、

そのあとに、なぜおいしいかという理由に興味を持つという

順番が大事だと思っている。

洋服にも全く同じ価値観をもって接している。

もちろん食べておいしいものは、やはりその理由がしっかりと

存在し、そこに至るまでの労力や費やしできた時間がそれを

可能にする。美味しいには理由がある。

服も全く同じで、「着て良いかどうか」が何よりも大事だ

と思っている。その感覚めいたもの、根底にあるのは

「自分を信じる」「感じる」ということだろう。

人がどう言ってるか、人がどう判断してるかなど、

とかく不安だからこそ情報という要素に頼りたくなるが、

まずは自分がどう思うか、どう感じるかを大事にすると、

気持ちよく素直に純粋にそのもの自体を楽しむことが出来る。

でもそれはなかなか難しいことで、

やはり現代、ファッション雑誌もたくさんあり、

ネットでもなんでも情報がわんさか溢れてる状態で、

その情報を頼ることが一つの安心材料であるから、

そこへ頼ってしまうし、頼りたいという気持ちになり、

実際そうすることも当然だと思う。

だからこそ店舗のスタッフが必要なんだと思う。

スタッフは情報ではなく、「人」。

その道のプロなのでたくさん着て経験してるはず。

自分と合うスタッフを見つけ、個人的に

『経験情報』を聞く。

その信頼できる人(スタッフ)の情報を頼る。

もちろん同じプロと言っても歩んできた道が違えば得意分野も違う。

野球やサッカーなどのポジションと一緒。

同じプロだが得意なことが違う。だからこそ自分と合った、

同じ匂いのする、同じ価値観のあるスタッフ(人)の

『経験情報』は貴重だ。

どこの誰だか、会ったことのない人の、価値観の合う人か

どうかわからない人からもたらさせた情報をうのみにするのではなく、

信頼できるスタッフ(人)を見つけ、その人の『経験情報』を

頼りにファッションを楽しむ。

もしそれが可能なら、ファッションが好きな方は最大限に

「着ること」を謳歌できるのではないだろうか。

もちろんそれにはスタッフ側が鍛錬し、プロとしての気概を

もってやってることが条件になる。

話は全くそれるが、最近お客様からよく聞くことは、

東京出張に行った際などにもちろん服好きでいろんな

ファッションショップに行くそうだが、そこで大きな疑問。

「なんで東京のお店のスタッフはまったく接客しないんですか?」

ということ。私が東京でやってたのでご質問されるのだろうが、

もちろん理由はいろいろある。その一つが人員の数の問題。

やはり東京だとたくさんのお客様が入店してくる状況で、

一人が一人のお客様についてると対応できないお客様が

出てきてしまうということ。だから呼ばれたら対応する、

必要な人に的確に対応するために、こちらからめったやたらに

接客に行かないことも手段としてある。

また、接客されたくないお客様が圧倒的に多いという事実も

原因としてある。(接客してほしい方も結構いるはずだが、、)

でも自分しかお店にお客がいなく、スタッフは4人も5人もいるのに

全く声もかけられないという方がたくさんいて、

かなりたくさんのお客様から同じ疑問を投げかけられるので

なんとも。。。

これではさすがに、、、、

それはネットで情報得たほうが良いと思ってしまうのも

当然だろう(なんてことを言ってみたりする。。)

話は戻り、私も、何人かの信頼する、頼りにする、

もしくは崇拝するスタッフの方々に良くしていただいた経験があり、

今もそれは続いている。やはりその方々から聞かせてもらう

『経験情報』は楽しい。自分と感覚が似てるからこそ

(いや、もはや似せたい)、その情報を信頼し付いていく楽しさがある。

そしてやはり、最も重要なことは「着る」ということ。

店頭でモノを眺めながらあーだのこーだの蘊蓄話で

終わるのはもったいない。

目の前にモノがあるのだから「着る」「着て感じる」ことを大事に、

「自分かどう感じるか」「自分がどう思うか」が一番大事。

またまた話はそれるが、ずいぶん昔イタリア出張に行ったとき、

日本とイタリアでの接客の違いについて考察するという

ミッションがあり、たくさんの店を回って接客を受けてくる

という仕事をしたことがある。

その時たくさん勉強になった中で、

「試着」についての文化の大きな違いに驚き、

感動したことを今でも鮮明に覚えている。

(イタリアは何か目的物があり、それを伝えないと接客してもらえない)

あるお店で、リネンのシャツを探してると伝えた時、

驚くような商品量を次から次へと私一人のために出してきて

紹介してくれる。そして一枚一枚ピンを外し、台紙を取って

全部広げて一枚づつ説明してくれる。私は日本人なので、

”買うか買わないか分からないのに、そんなにしてもらったら

申し訳ないな~。(心の声)”と思っていて、

実際紹介してもらった中から一枚を選び「これください」と

伝えたら、「コレでいいのかい???」と。。。。

「着ていないじゃないか!着なきゃ分からないだろ!?」

これには驚いた。どうしても日本人感覚では

試着はできないんだろうな、、とか、申し訳ないな、、とか

思ってしまうのが、まさかの「着なきゃわからないだろ!?」。

着て、自分が良いと思うかどうか。

あそこのお店で買ったモノだから良いとか、

ここがこういうステッチだから良いとか、

そういうことじゃない。

”自分が着て良いと思うかどうか”。

その感覚を大事にファッションを楽しんでいくと

さらに絶対充実したファッションライフを満喫することが

出来るのではないでしょうか。

まず着る。そして感じる。これ大事。

自分の感覚を信じて「着て感じる」。

たくさんのファッションの楽しみ方があるが、

『 着て楽しむ 』という根本的な楽しみ方を

今一度味わってみたらもっともっとファッション

面白くなるのではないかと思います。

そこで信頼できるスタッフ(人)を見つけ『経験情報』を

頼りにできれば、なおハッピー。

私も、自分にそういう人がいるように、お客様にとって

少しでもそういうスタッフ(人)になれるよう、

近づけるよう、鍛錬し続けていかなければと思う今日この頃

でした。

(すべて個人的意見です。ご意見ご批判は受け付けませんので

ご了承ください(笑))

いや~~長いな~。

 

 

 

ハンドメイドの価値

2016.11.29

blog

「文化を創る」

店主の思い付きコラム

 

今回もコラム的内容なので

一切すっ飛ばしてください。

「ハンドメイド」。

巷にあふれた、よく聞くワード。

言い換えれば「手作り」。

氾濫した言葉ではあるが、

”真のハンドメイド”を体感すると、

驚くと同時に、心が躍る感動がある。

いま書いてるような文章では、言葉では

決して語ることの出来ない「心が躍る」感動がある。

それはやはり、何百、何千時間もかけて積み上げてきた

経験が生み出すことの出来る「感動」だろう。

私は服のことしかわからないが、なぜハンドメイドが

良いのかというと、極論は「着心地」が良いから

初めて”本物”のハンドメイドに袖を通した時、

「おお~~~。」

しか出てこない。

言葉より、心が先で、表現しようのない、

なんともいえぬ幸せな感じを覚えるからだ。

手で縫ってある(=ハンドメイド)のものは

世の中に数えきれないほどあるが、

心が躍るレベルで「着心地」を体感できるものは

そうそうあるものではない。

逆に言うと、心躍るものに出会ったとき、

それは「本物」ということだろう。

 

そして「本物」は高価だ。

しかしそれは当たり前のこと。

それを縫えるようになるまでの、本人の費やしてきた

時間、労力、努力、大きく言えば人生をかけて習得

した技術は、価値あるモノなのである。

沢山の大事なものを犠牲にし、そのうえで成り立つ技術

人生のほとんどの時間を使って出来上がったものは

高価で当たり前だ。

ただ、間違いなく、着る側は、「本物」と出会ったとき、

投資以上の心の満足、心の豊かさを味わうこととなる。

なかなか時代とともに本物を見られる機会が少なくなって

着た昨今、そういうものに出会う機会があれば、

彼ら彼女らが人生を投資して出来上がったものを

ぜひ体感してみてほしい。

DRESSERSがどうのこうのではなく、

ただの洋服好きの洋服屋として思う。

本物のすごさはやはりすごい。

 

 

 

 

 

 

「意識して」選ぶ

2016.09.27

blog

「文化を創る」

店主の思い付きコラム

皆様、こんばんは。

今回はただのコラムですので

商品紹介は一切ございません。

ご興味ない方は完全スルーしてください(笑)

今回も書いてる内容はあくまで

私の超個人的意見ですので、

ご批評、ご反論等は一切受け付けてません(笑)

大人の男性のドレススタイルにおいて、

より楽しむためには一つのテクニックが要る。

それは、着るもののアイテムを選ぶとき、

「意識して」選ぶということ。

何を意識するのか?それこそが大事なことだが、

その前にお話しなければならないことがある。

メンズにおけるドレススタイルには、様々な

アイテムが存在する。スーツやシャツやネクタイ、

ジャケットなど他にもさまざまある。

思い返してみてほしい、それぞれにアイテム名を

言われたら、頭の中にパッと想像出来るもの

ばかりではないだろうか。

なぜそうなるのか。またなぜ皆がパッと

想像できるのか。そこが重要なところである。

なぜか。

それは約180年くらい、大人の男性が着てるモノ

の形がほとんど変わっていないからだ。

そう。紳士服の世界だけ、ずっと同じ形を

着てるのである。滑稽な話だが事実そうである。

もう少し細かく見ていくと、何が変わっていない

のかというと、「ディテール」だ。

それぞれのディテールがサイズなどは時代によって

変わっても、大まかなことは何も変わっていない。

さあ、

そこで重要に目を凝らして着てるものを見てほしい。

見慣れたもの、着慣れたものだからこそ、

疑問すら感じないで着ている我らのアイテム。

じっくり細かく見てほしい。

そして、こう思ってほしい。

『 何故? 』

『 何故このディテールなのか? 』

『 何故このディテールが生まれたのか? 』

もっと細かく見ていくと、

『 何故この素材なのか? 』

『 何故この織り方なのか? 』

そのような疑問符を持って着てるものを

じっくり観察すると色々と見えてくる。

ここで一つとっても重要なことをお伝えします。

「メンズのドレスアイテム、またディテールには

全てにおいて『生まれた理由』が存在する。」

ということなんです。

『 生まれた理由 』とは、

なぜそのディテールになったかという明確な答えが

あるということ。その事実を知ったうえで、今持ってる

アイテムたちの細かなところまでじっくり観察すると

「?」だらけだろう。

現在はちょっと前までと大きく時代が変わり、

とても便利な時代になった。それはインターネットが

あること。ちょっと前は文献を読みあさり、マニア

だけが知る世界であったことだが、今はネットで

すぐに調べられる。ちょっと検索すれば簡単に分かる。

メンズドレスのアイテム、ディテールたちの

『 生まれた理由 』を検索したらすぐに分かる。

もし自分の着てるものやディテールの『生まれた理由』

にご興味ある方はネットで調べてみてほしい。

(ネットで調べて分からなければ、店頭でご質問

いただければお答えします)

そしてここからが重要だ。

『生まれた理由』がそれぞれに段々と分かってきたら、

自分が今日着るもの達の『軸』を合わせてみてほしい。

『軸』とは、例えば

生まれた「時代」(1900何年くらいとか)、

生まれた「背景」(誰が発案したかとか、戦争中とか)

生まれた「場所」(山用、海用、社交用とか)

生まれた「国」(英で、伊で、米で、仏で、とか)

そういったことを『軸』にして、アイテムを

チョイスしてみてほしい。

もう一度言う。メンズドレスで着るアイテムたちには

必ず『生まれた理由』(何故こうなのか)が存在する。

その何故を意識して着ると、とても不思議なことが

起こる。それはコーディネート全体に「調和」が

生まれるんです。

例えばこういうことだ。

このジャケットの柄は山で作業するために生まれた

ようなアクティブなものだから、シャツも生地が

アクティブに耐えうる頑丈なこの生地にして、

パンツも山を意識したらやはりコットンの

少し起毛のこの織り方のものにしよう。

シューズもアクティブなゴムソールにして、

かかとを覆えるものにしよう。

というように、一つのストーリーが生まれる。

ファッションなので何を合わせても不正解の

無い世界だけに、どうしても目に見える

色や形のみで選んでしまいがち。

メンズドレスのコーディネートにおいて、やはり

特に大事になるのが「調和」。雑誌と同じものを

着てもなにかしっくりこない感覚は、ほとんどの

場合、その「調和」がずれてしまってることが

原因となっていることがほとんど。

もっと感覚的なことで言うなら、

なんかあの人素敵だなと思う好意的な場合と、

なんかお洒落なんだけどなんだかなぁという場合

があるのもそういうことが要因だったりする。

メンズドレスのアイテムやディテールには

必ず『生まれた理由』がある。

その生まれた理由を一つの軸として

コーディネートをして楽しめるのも

形やアイテムが変わらないメンズドレススタイルの

大きな楽しみである。

ぜひ『生まれた理由』を意識して着てほしい。

今着てるアイテムたちが、もっともっと

面白く着ることが出来るだろう。

 

正しいサイズ

2016.07.25

blog

店主の思い付きコラム

正しいサイズとは何だろう。

特に私はスーツを中心としたメンズドレスの世界の中に

生きている立場として、毎日毎回考える。

本格的にスーツのことに熱中しだした20年前、

これが正しいサイジングだと雑誌を見て勉強した。

実際に職場に大先輩がたくさんいて、皆さんの

着こなしの仕方を盗み見て必死で勉強した。

時代によって何を正しいとするかが

ちょっとづつ違うんだということも気づいた。

しかしもっと深く勉強していくと、

「正しいサイズ」というものは

それが出来上がっていった過程や原点に照らし合わせて

考えると、何をもって正しいとするかが見えてくる。

時代によって全体のシルエットというものが変わる。

例えばラペル幅が5ミリ変わることは、ドレスの世界に

とって時代が変わるくらいのことだ。

じっくり地道に変わっていく。

でも「正しいサイズ」はそれに応じて常に存在する。

そして、”なぜそうなのか”をそれぞれのディテールに

照らし合わせたとき、必ず「正しいサイズ」は存在する。

”シャツの袖はジャケットの袖口から5㎜~10㎜程度

のぞくくらいの長さが正しい”

という一般的に言われる「正しいサイズ」で例えると、

昔はシャツは下着として存在した。下着であるシャツは

ガンガン洗濯して、乾かして、プレスして、ノリ付けして

着ていた。いっぽうジャケットは、着るだけで洗ったり

するものではなく、20年30年着続けるものとして

存在した。擦り切れていくシャツ、いわば消耗品のシャツと、

長く愛用するためのジャケット。

実際現実問題としてジャケットと比較した場合の

シャツの価格は圧倒的に安価だ。買い替えるべきは

経済的にシャツの方が絶対に良い。

ジャケットの袖丈が手首に当たり、擦り切れる。

また手首に当たりたんぱく質が付いて汚れていく。

それを防ぐために、替えの利くシャツの方を

ジャケットの袖より長くして、ジャケットの袖口が

肌に直接当たらないようにしている。

だからシャツがジャケットの袖口からのぞく”必要がある”。

「正しいサイズ」とは、そうなるべく理由が存在する。

そしてもう一つ。時代によって、生活習慣が変わってくる。

携帯電話を使うようになるし、極端な話で言うと

馬に乗っては移動しないし、クールビズも生まれる。

時代によって生活習慣が変わるので、何を「正しい」

とするかは変化していく。もっと言うと一人ひとりの

生活習慣が違う。だからなにを「正しいサイズ」とするか

ちょっとづつ違うのだと思う。

胴回りの空間、渡り幅、裾口幅などなど、

肌との空間距離に関しては、その人なりに生活習慣が

違うので、何を正しいサイズとするかが違ってくる。

もう一つ言えることは、スーツ系のアイテムにおける

各ディテールには「何故」が存在する。必ず存在する。

その「何故」は、「何故このディテールが出来たのか」

という”起源”が必ずあるのがスーツ系の世界の面白さ。

歴史の中で生まれた各ディテールは「理由」が存在

する。その「理由」を知ることで「正しいサイズ」が

見えてくる。

自分の体型+生活習慣と、

スーツにおける各ディテールの「生まれた理由」。

この2つに焦点を当てると、おのずと「正しいサイズ」が

分かってくるはず。

そして「正しいサイズ」で着られたスーツは、

”結果として”美しいスーツスタイルとなる。

自分の体型+生活習慣と、

スーツにおける各ディテールの「生まれた理由」

の2点を考えたり、調べたりすることで

「正しいサイズ」で着た、美しいスーツスタイルに

近づいていくと思う。

一つのスーツスタイル(ジャケットスタイル)の

楽しみ方の一つとして「正しいサイズ」に焦点を

当ててみるということも面白いのではないだろうか。

 

洋服のシワ

2016.07.17

店主の思い付きコラム

今回は「コラム」なので商品情報はありません。

是非スルーしてください。

洋服のシワ、特にスーツやジャケット、

スラックスなど、ビジネスシーンにおける

それは、なかなかみすぼらしいものである。

本来「正装」としての役割もあるビジネス

ウエアだが、実際には日本では作業着と

化してる意味合いが大きい。

さすがにそれはいかがなものかと思うが、

特にビジネスウエアを「正装」「礼装」、

言い換えれば「身だしなみ」という意識が

無い方は、またの機会に話すとして。。

「身だしなみ」という意味を感じて

着てらっしゃる方々はすでに意識が高いと

思いますので、意識があるに向けて。

いきなり話は飛びますが、松山の飲食店には

以外と、靴を脱いであぐらで食事をするお店が

多い。やはりそこにも、「シワ」や「身だしなみ」

においての町全体の意識がほとんどないからだと思う。

もちろん飲食店側は、いかにくつろいでいただくかを

熟考したうえで、はだしであぐらという

シチュエーションを提供しているのであろうが。

なかなか身だしなみに意識が高い方々にとっては

「え!?」と入店した瞬間思うだろう。

*余談として大体、そういうところは、靴は

脱ぐシステムだが靴ベラが置いてないことがほとんど。

革靴に関しての意識・知識の価値観の違い。

一日着たり履いたりすると、ジャケットや

スラックスは必ずシワになる。それは良いものも

そうでないものもすべてそうなる。

シワのない「0ゼロ」から付いたシワと、

すでにシワになってるものに、さらにプラスで

しわが付くことは、全く違うということ。

ゼロからのシワは、本日の生活シワなので

あまり不快感を与えない。

しかし、蓄積されたシワはなんともみすぼらしい。

出張中などは仕方がない環境はあるが、

日々の生活の中ではシワがほぼほぼない「0」

の状態にしてから、着ることが重要になる。

だから着たら数日置いてからまた着る。

適時にアイロンでプレスするなどのことが

特に重要になってくる。

もう一度言うが、いいものもそうでないものも

必ずシワになる。

もちろん良いものに出来たシワは汚く見えない

という特典付きなので、出来るだけいいもの

にこしたことはない。

例えば、私の昔話で、まだ新人だったころ

”個室で行けるところを探して人数分予約して

おくよう”指示を受け、夜の飲む会の店を

探して予約しておかなくてはならなかったとき、

個室ということばかりを意識して予約した。

さて、実際に行ってみると、確かに

素晴らしい空気感で個室なのだが、、、、

靴を脱いで、あぐら方式のお店だった。。。

やばいと思ったが、案の定、先輩たちに

めちゃくちゃ怒られた。。

はなっから「洋」服なので、”あぐら”や

”正座”を全く意識せずにスラックスは

作られている。

なので、スラックス側からしたら、

アリエナイ方向、アリエナイ引っ張り方

をされてむちゃくちゃな態勢にされてる状態。

もちろんスラックスは一気に疲弊し、

しわだらけの伸び伸びになってしまう。

ある種仕事道具である、洋服屋さんのスラックス。

仕事道具をいかに丁寧にきれいに扱うかが

大事だと思うが、真逆の行為になってしまう。。

もちろんビジネススーツで着られたりされる

皆様は我々洋服屋ほど意識高く持つ必要は

無いと思うが、ビジネスマンの方にとって

ビジネススーツはあくまで「仕事道具」。

良いものやお洒落なものは、「基本」があって

初めてかっこよく見えるもの。

その「基本」は、『身だしなみ』。

まずシワに対して意識高く持つことが大事に

なると思う。

全ての行動に「極力」ではあるが、シワを

意識しながら行動すると、嬉しい特典もある。

それは「動作が紳士的になる」ということ。

例えば、膝は90度以上曲げない、とか、

椅子に座るときにはスラックスの前側の生地を

少し持ち上げるとか、

シワを意識すると、姿勢がしぐさが素敵になり、

動作一つ一つが美しくなる。

”極力”シワにならないように意識して

洋服(ドレススタイル)を着ると

着こなしも全く違うものにグレードアップ

しますよ。

ぜひ意識だけでもしてみてください。

 

パンツの丈(思いつきコラム)

2016.07.14

店主の思い付きコラム

「パンツの丈」

パンツ、特に大人の世界におけるスラックスの「丈」。

私は松山に来て7年経とうとしてるが、最初お店を

やりだした時くらいには、驚きの連続だった。

*先にお伝えしておきますが、今回は

”思いつきコラム”なので商品紹介は一切ありません。

ぜひスルーしてください

たくさん驚きがあった中の一つが、

「スラックスの丈」だ。

街を歩くビジネスマンの方々を観察してると、

一様にスラックスの丈の長さが異様に長いことに

驚いた。別に東京が正しいわけではないが、

やはりスーツやスラックスには「基本のサイズ感」が

あるもので、ある種の「ルール」が存在する世界。

それは世界標準という意味で。また現在、前後5年

位の「常識」というものが存在する。

いわゆる雑誌的な言い方をすると、ワンクッションだの、

ハーフクッションだの、ノークッションだの、

良い方はそれぞれに存在するが、もしそれに当てはめると

”スリークッション”とでも言えるのではないか?と

思うパンツ丈の人がまさかのほとんど。

これにはすごくびっくりした。

履いてる人は決して決して悪くない。そういうもんだと

信じて履いてるからだ。

そういうスリークッションくらいのパンツ丈を

平気で履ける文化にしたのは、間違いなく「店舗」だ。

販売提案するときに、「こういうものだ」とお客様に

アナウンスというより、何も聞かない、お伝えしないで

「これで大丈夫です。これで終わました」感で

採寸を終わってるのが全ての要因だろうと思う。

だから最初のうちはお店にいらしていただく方の

ほとんどが、3スリークッションくらいのパンツ丈で、

それはあまりよろしくないことだとお伝えし

ご理解いただき、さらにうちでのものはそうはしないで

お作りいただくことが至難のことだった。

でも今はDRESSERSにご来店いただく方の

ほとんどが、正しいというとまた語弊を生むが、

語弊を恐れず言うと、正しい丈できれいに美しく

普通に履いていただけるようになっている。

もちろん街の中にはまだまだ本当にたくさんの

スリークッション丈の方がいらっしゃるが、

せめて現在ファッションにご興味ある方には正しい

丈で履いていただけるように今からもお店を通して

尽力したい。

もちろん、今はそうでもなくても、何かしらの

きっかけからファッションを好きになっていただける

ようにお店としてもたくさんの試みをして

いかなくてはならないとも思う。

私は自身のお店以外のものを「実験」で色々と試すのも

仕事と考え、たくさんのところで、試着や接客を受け、

実際に買って確かめる。

先日、ある洋服屋さんでズボン(スラックス)を買ってみた。

もちろんこちらが洋服屋ということは一切告げずに。

全て店員さんの言うとおりに、おススメされるとおりに

従ってみる。これも僕にとっては実験。

さあいざパンツ丈を合わせることになった時、

靴を履こうと思ったら、「靴は脱いだまま採寸します」

ということ。なかなか私的にはアグレッシブな

採寸だが、そこはもちろん乗ってみる。

すると、床にかかと側の生地がちょうどぴったり

着くところでクリップを止めた。

”あ~~~このタイプか。。”と。

いろんなところで採寸していただくとき、

このバージョンは実に多い。

昔のジーパン屋さんが多く用いる手法。

でも2016年、時代が進んだ現在もなんとも

アメリカ的な「大は小を兼ねる」感の

採寸が色濃く残っている。

これは”地方都市だから””田舎だから”でいいんだろうか?

と痛烈に思った。

たしかに一般の方は、お店で言われるがまま、

店員さんが良いというのだから、

洋服屋さんがちゃんと良いようにしてくれたものだから、

ということで信じて履いてる。

それでいいと思うし、店員さんの意見を尊重してくれる

お客様と販売員さんの関係性は素晴らしいことだと思う。

*東京では販売員さんの意見はお客様にとって

あまり重要視されないようになってきてる気がする。

一概に東京と大きく言うのもおかしいが、お客様が

店頭にいる販売員を信頼していない状態なのでは?

といつも思う。。なぜだろう。。(余談)

実際スラックスが出来上がってきても、もちろんだが

かなり長い。(もちろん自分のところで再修理するの

だが、)結果として靴履いた時にはまさにスリークッション

の状態。

そうなるともちろんスソ幅やヒザ幅の変更などの

サイズ調整は皆無なので、、、、、。

これも実際よくある。

初めてお店に足を運んでいただいた方が

「え!?裾の幅ってお直し出来るんですか???!!」

これも本当に多い。

出来ないパンツは無いくらいのことだが、こちらも

販売時(購入時)に店員さんが誰一人として

アナウンスしてきたことがないからだろうと推測する。

これも地方だから、、と終わらせてはいけないこと。

それはなぜか。

履かれたお客様が県外などの方と合うとき、

会う相手が、現在のファッションの常識・ルールを

ご存じで、準じた服装をされてらっしゃるとき、

常識知らずで損をするのは、スリークッションの方

だからだ。

その方が変に見えないように、さらに言うと

良い印象を持ってもらえるように、

引いてはその服を着たことで、自分の心も

ハッピーになり、相手からも評価を受け

さらにハッピーになり、という

そういうことに、出来るだけなるように

先導させていただくのが

我々ファッション販売員の役割なのではないかと

強く思うし、これからもそういう役割を

任していただけるよう、真摯にファッションと向き合い

出会った方々に楽しんでいただけるよう

さらに精進しなくてはと強く思う

今日この頃です。

(コラムは、完全に個人の見解です。

ご批判・ご意見は一切受け付けませんので

了承ください)

 

 

 

『 色気 』

2016.05.19

blog

店主の思い付きコラム

「 色気 」

大人の男性はある種の「色気」を持っていた方が

カッコいいと思っています。まだまだの若造が

語るのもおこがましいですが、ある種の神秘性、

影、見えない努力など、日本的な言い方をすると

「粋(いき)」に通じるものがあると思います。

先日尊敬できる大人の男性から、お仕事の話し、

人生の話し、夢の話しをたくさんお聞きし、

圧倒される人間としてのカッコよさを感じました。

私のイメージする努力の何十倍も努力をされて

らっしゃるのに、そのことはほとんど関係者に

言うことはないという。

言わないのには

何か理由があおりなんですか?

と聞くと、一言。

「かっこ悪いから」。

こういう部分が粋であり、結果としての色気、

オーラにつながるのだろうと瞬間的に思いました。

私は洋服のことしかわからないが、着るものに

おいて、それは十分に当てはめることが出来る

ものだと思う。

例えばDRESSERSにいらしていただく方の多くは

夏に長袖シャツを着る。そしてジャケットを

羽織ってらっしゃるかたも多い。

夏に長袖、さらにはジャケットを着る。

暑いに決まってる。だけども着用する。

それは

「かっこいいから」

ではなく、楽な恰好をしてしまうのが

「かっこ悪い」と思っているから。

これは結構やせ我慢の境地に近い。

人それぞれに価値観は違います。

違って当然だと思います。

そんなのアホらしいと感じる方もいれば

その行為をカッコいいと思うかたもいるでしょう。

どちらが正しいでも、間違っているでもない。

価値観の違いの話しだと思います。

私は尊敬する先輩の背中を見ていて、一つ

確信めいたものがあります。

「格好つけてることが、かっこいい」

まあ、昭和的な感覚なのかもしれませんが、

痛いのに、痛いと言わない、

懐寂しいのに、余裕ぶって支払う、

重いのに、平気な顔して持つ、

寒いのに、自分のコートを貸す、

つらいのに、笑顔で接する、

自慢したいのに、しない、

大丈夫じゃないのに、大丈夫という、

一見やせ我慢大会かとも思えるこれらの行為は、

実は「相手を想っての行為」がほとんどです。

そういう行為を”恰好を付ける”ということだとすると

「恰好を付けることがカッコいい」ことだなと

確信めいたもののように思っています。

着こなしに置き換えると、相手あっての

着こなしの場合、自分の「ラク」を基準に

着こなすと、どんどん相手への想いが

(いくら想っていても)表現できなく

なっていきます。着る行為とはそういうことです。

また逆に一方、相手から想ってもらえるような

人物にならなければならないなとも思います。

それには自分が相手に対して、想っていることを

着こなしで表現することが先だと思います。

自分も想わないから、あなたも想っくれなくていいよ。

というのは私の世代には、いや私にはきついです。

だれだれと会うから何着て行こう、とか、

こういう人に会うかもしれないから、これ着ておこう、

など、そういう「想って」の着こなしは人柄を

表すものだと思っています。

そんなの古臭いよ、と言われる方も多いと思いますが

ファッションをやってるDRESSERSとしては

そっちの考え方をカッコいいとするお店でありたい

と思います。

格好をつける⇒カッコいい⇒男としての粋⇒色気

と言いながら私自身は全くと言っていいほど

色気とは無縁なキャラクターですが、

ちょっとづつ精進してそういうカッコいい大人の

男性になりたいなと思う今日この頃です。

思いつきコラム的内容を久々に書きました。

 

 

 

DRESSERS H/P ご覧になっていただきありがとうございます。

2016.02.15

blog

店主の思い付きコラム

皆様、こんばんは。

DRESSERSの山田です。

先にお伝えしておきます。

明日、2月16日(火) ~ 2月20日(土)の

5日間は出張のためお店お休みとさせていただきます。

電話はつながりませんのでご了承ください。

またメール返信も出来ませんのでご了承ください。

(店休中にメールいただいた方は、順次返信させて

が、2月23日前後になってしまう可能性がございます。

どうぞご了承くださいませ。)

先日愛媛県の日本テレビ系、南海放送で

当店DRESSERSを取り上げていただきました。

隠れるように小さくやってる当店を

取り上げていただき大変光栄であると同時に

ご来店いただいてる顧客の皆様のお陰であり、

顧客の皆様には本当に感謝しております。

ありがとうございます。

本日、日本テレビの「全国版」で、

南海放送で放送されたVTRが放送されたみたいです。

ありがたいことに朝からたくさんの方から、

メールやお電話を頂戴し、またたくさんの方々に

ご来店いただきました。

ありがとうございます。

<放送をご覧になていただき

当店の存在をお知りになられた方へ>

この度は当店、DRESSERSのホームページを

ご覧になっていただき誠にありがとうございます。

苦労されて探して見つけていただき恐縮です。

ありがとうございます。

いきなりで失礼かとは存じますが

皆様にお願いがございます。

当店、DRESSERSは店主が一人でやっている

小さなお店です。

ですので、お電話いただいた際、お客様対応中は

電話に出られないことがほとんどです。

申し訳ございません。

本当に大変お手数なのですが

お問い合わせ等いただける際は

是非下記お店のメールアドレスまで、

メールでお問い合わせいただければ幸いです。

Mail  :  matsuyama@dressers-jyd.com

いただいたメールには必ず返信させていただきます。

返信までに数日かかるかもしれませんが、

どうぞご理解賜りますようよろしくお願いいたします。

また、当店のオーダーですが、

その日当日でのオーダーはお受けできません。

お一人お一人しっかりとお話ししながら

ご案内させていただきたいので、

オーダーの「採寸」に関しては

日時等、事前ご予約をいただき、

「オーダー採寸」させていただければと思います。

当店の「オーダー採寸」は、

お店のシャッターを閉めて

店内で1対1で、約2時間ほどお時間いただき

”営業時間外”でお受けさせていただいております。

ですので、お手数ですが、ご希望いただけれ方は

事前にメールでご予約いただければ幸いです。

上記の理由からお店の

営業時間は下記の通りになっております。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

≪ DRESSERS 営業時間 ≫

14:00~ OPEN

~20:30 CLOSE

となっております。

(水曜日は定休、日曜日は18:00CLOSE)

*急な店休もあります。

その際は前日までにこちらのブログ内で

ご案内させていただきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

開店前か、閉店後の時間で約2時間、ご都合の

よろしい、「日にち」と「時間」を事前に

ご予約いただく形となります。

少しご面倒ではありますが、一人でやりながら

良いものを作るための時間対応となっておりますので

どうぞご了承くださいませ。

小さいお店ですが、たくさんのファッションを

愛する大人の皆様に愛されるお店になるよう

尽力してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

DRESSERS

山田 潤一郎

 

 

『ショップスタッフ』 

2015.03.19

店主の思い付きコラム

先日立て続けに2回も東京に出張に行ってきた。

東京を離れて6年もすると、おおよそ都会人の

気質も薄れ、しっかりとした地方人になってることに

気付く。昔よりも客観的に東京という街を見ることが

出来るようになったので、しっかりとお客として

洋服屋をドレスショップ中心にくまなく回ってみた。

今は自分のお店「DRESSERS」 のことしか

頭にないので、都会で何が置いてあるのか、

何が打ち出されてるのかといった、商品的な

東京万歳みたいなチープなリサーチは全くせずに、

純粋に洋服屋に足を運ぶ目的で行った。

私は現在「DRESSERS」という小さなお店を

愛媛の松山でやっているが、

自分のお店で、自分が良いと思ったものを、

自分の思ったように展開し、

お店に足を運んでいただくお客様一人ひとりを

思い描き、どうやったらファッションを

もっと楽しんでいただけるかを必死で考え、

その店主の想いを「モノ」と「ヒト」、そして「熱量」

を通して、”お客様に共感していただける喜び”が、

自分でお店をやってるうえで最高の幸せ。

巨大なマーケットである東京市場では、

分かってはいるがモノ優先 。

すでにファッション業界の売り上げの大きな

割合をインターネット通販が占めている現在。

果たして、店舗とは?ショップスタッフとは?を

大きく問われている時期なんだ実感させられる。

もちろん、そんなことは様々な媒体等で論じられてる事項だが、

実感として痛感させられた。

「ショップスタッフ」とは何のためにいるのだろうか?

ある程度大きなショップにはほとんど行ってみたが、

まず、お客さんが入店したことに気付かない

ショップスタッフがどれだけ多かったことか。

また、店頭の一定の位置に手を前に組んだまま、

ただ立ってるだけのショップスタッフがどれだけ多いことか。

強烈なのは、店頭で携帯出してLINEをやってるスタッフがいたこと。

画面でLINEとわかったくらいだから、私がそのくらい

近くにいるということ。

それでも横目で「ッセ。。(いらっしゃいませ)」

とだけ言って立ち去る。。。

東京のショップスタッフもそこまで来たかと正直驚いた。

*あくまで有名大型ショップの話。個店さんはそんな

ことはまずない。

「ショップスタッフ」とは何のためにいるのだろうか?

ネットで買うために、実物を見に行くだけに終わってしまってる

「店舗」という存在。

それを逆手に取った、通販ショップの信用のために

実店舗を構えるという新型のショップもたくさん出てきている。

ショップスタッフがお客様に

「ね~~ね~~これ見て!うちの良いでしょ!!!」

という気概が一ミリも感じられない。。。

マーケティング上、なぜかわからないまま、

売れるからという理由で発生してしまった

たくさんの商品に囲まれていると、

もともと服好きだった熱い気持ちが

時間とともに萎えてくる、、、、

というのはショップスタッフにはよくある話。

しょうがない感情の流れというのもよくわかる。

大型ならではの宿命ということもよくわかる。

ものを用意するだけだったらネットで充分。

ショップスタッフは必要ない。レジ係りだけで充分。

ファッションが好きという共通項を持ったお客様を

自分が対応することで、いかに楽しい時間にするか、

そしてその時間を自分も楽しい時間にどうやってするか。

そこには東京も地方もない。

目に前のお客様と自分しかいない楽しい空間。

ネットでは絶対にできない芸当。

同じ共通な趣味を持った、人と人が接し、

自分よりもはるかに詳しく、ファッションの楽しみ方を

自分より知ってる人(ショップスタッフ)に知識や体験談を聞く。

ワクワクする時間。

お客様は「ショップスタッフ」と直に合い、接することで

得をしなければならない。

でないと、「ショップスタッフ」がいる意味がない 。

そのためには「ショップスタッフ」は、

せっかく時間を調整して足を運んでいただいた

お客様の時間を無駄にせず、少しでも

「良い時間だった」と感じていただくことが大事になってくる。

そこで初めて「ショップスタッフ」がいる意味がある。

もちろんそのためには日々のたゆまぬ努力が必要。

東京がどうこうというわけではなく、

私も一人の「ショップスタッフ」として、

自分自身を改めて振り返り、しっかりと腰を据えて

店舗DRESSERSとして更なる精進をしていこうと思う

今日この頃でした。

『名店』

2015.01.22

店主の思い付きコラム

世界には『名店』と呼ばれるお店がいくつかある。

衣・食・住の各分野において『名店』が存在する。

中でもDRESSERSもお付き合いさせていただいてる

LIVERANO&LIVERANOは、衣の分野においての

絶対的な「名店」だろう。

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イタリア・フィレンツェに足を運んだら、

必ず立ち寄りたいお店であり、またお店に行くために

わざわざフィレンツェに足を運ぶ方もいらっしゃるだろう。

それこそが「名店」たる存在。

Antonio氏に同行させていただいてる時に、

オーナーがAntonio氏のファンの飲食店に

一緒に行った際、そこのオーナーが

「長くお店をやられてきて、大事なことな何ですか?」と

質問したところ、

「私のこれまでの人生はとても大変なものだった。

だからあなたに同じ苦労はしてほしくないし

まねするべきではないと思う。」

ここまでがどれだけ大変だったことかうかがい知れる。

そしてこう続けた。

「常に情熱を持って、自分の描いたフィニッシュラインを

思い描いて、ひたすら努力して取り組むことだ。

あなたの成功を心より願っています。」

わたしも以前同じことを言っていただいた。

今年77歳で、キャリア70年の方から聞かせていただく

ありがたいお言葉。

また、ご自身のところで修行されてる方には

肺が痛くなるまでやるものだ、

そうやってこの世界を学ぶんだともおっしゃっています。

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こうして1年1年の積み重ねが「名店」を作り上げる。

自分の美学を信じ、たゆまぬ努力で腕を磨き続ける。

たゆまぬ努力で確立されたその美学から生まれるものは

他者の心を動かす力を持っている。

名店といわれるところは、いろんなことをしない。

「〇〇といえば」という確固とした狭いセグメントで

一級のものを確立し、継続しているお店が多い。

例えば同じフィレンツェのSOSTANZA。

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ここも何十年と変わらぬ製法で作られてる。

なかでもアーティチョークのオムレツは

世界中からそれを食べに来る人がいるほどのもの。

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そして、LIVERANO&LIVERANOもSOSTANZAも

何十年と変わらずに通われる顧客いること。

それも「名店」たる条件であろう。

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そしてもう一つ重要なことは、『人と人』でつながっていること。

Antonio氏と顧客の関係、SOSTANZAと顧客との関係。

どちらも「人」で成り立っているということ。

そこに行かなければその人との関わりは存在しない。

ネットやメールなどでは成立しない。

明確に行くべき理由があるものと

人がいる『お店』であるということ。

日本にも和菓子屋さんやそのほか「名店」と呼ばれる

お店はいくつもあるが、それらはすべて同じ共通項が

あると思う。

そんなことをいろいろ考えながら、松山という街で、

いつか「名店」になれるよう、日々精進していきたいと

思う今日この頃でした。

『最高の幸せ』   2015,1,19

先日、遠方にいらっしゃるお客様からとてもうれしい

お電話いただきました。

それはお作りいただいた靴がとても履き心地がよかったという

ご報告お知らせのお電話でした。

またそれとは別で、「作ってもらったスーツがよかったよ」

「仕事の相手から評判がいいんだよね」などと言う

外での評価を聞かさせていただいた時ほんとにうれしく思います 。

わざわざこうして

お電話や御来店をいただいてまで良かったと言っていただけること

お店をやりながらとても幸せに感じます 。

東京でやっている頃はなかなかそういう機会があるものではありません。

しかし地方店で一人ひとりのお客様としっかり向き合って

楽しんでいただくその精神を大事にしながら

一品一品ご案内させていただく。

そしてその結果お客様からこのようなお電話やご報告を

いただく。これは洋服屋みよりに尽きるの一言です 。

ご来店いただく全ての洋服好きの皆様に

ご来店いただいたからには楽しんで笑顔で帰っていただきたい。

そしてファッションを今よりもっと楽しんでいただきたい。

ファッションの楽しみ方をお伝えしたい。

そんな気持ちをさらに強くする今日このごろです 。

まだまだ未熟な私ですが

これからも洋服屋として松山で精進していきます。

どうぞ皆様ドレッサーズをよろしくお願いいたします 。

『着ること自体を楽しむ』

2014.12.23

店主の思い付きコラム

先日本屋さんで、ファッションスナップがたくさん載ってる

雑誌を買ってじっくり見ていると、たくさんのお洒落好きな

方が、それぞれにファッションを楽しんでらっしゃる姿に

とても楽しく嬉しくなりました。

それぞれに「着ること」を楽しんでらっしゃる。雑誌のトレンド

情報をしっかり読み込み、自信の着こなしへ反映されてる方、

時代がどこへ行こうと我が道を突き進む方、時代性は取り入

れながらも自分流のスタイルを着られる方。それぞれに

ファッションを楽しんでる感じがとても伝わりました。

中には、自分と一緒に働いていた先輩や後輩なども出て

おり、やっぱり皆さんさすがだなぁと感心させられ、また

とても触発されました。

ファッションのスタイルは様々あります。アイテムの価格も

様々あります。人間は裸で外を歩くわけにはいきません。

なにかしら布を身に纏わなくてはなりません。

その「身に纏う」=「着る」という行為そのものを、それぞれに

『楽しむ』ことが人生を少しだけ豊かに深みのあるものに

していくことを、改めて感じたと同時に、「着ることの楽しさ」を

今まで以上にもっと皆様にお伝えしていきたいと思いました。

今後もDRESSERSなりのファッションを、愛媛・松山の

スーツ屋さんとして、街やファッションを愛する皆様の

お役に立つことが出来るように精進していきたいと

思う今日この頃でした。

『経験と費やした時間』 

2014.06.21

店主の思い付きコラム

先日、地方のオーダー屋さんの面白いお話を聞いた。

そのお店の店主Aさんは、とにかくストイックに

こだわりを持って、ファッションと向き合ってらっしゃる。

履歴書上のキャリアも素晴らしいが、何よりご本人の

長年の経験という名のキャリアが素晴らしい。

そして今もさらに良いものをと突き進められてる。

ある時同じ町の洋服屋さんBが、オーダーを初めた。

聞けばAさんのところと同じ工場で作るオーダーを始めたらしい。

始めた理由が、”売れてるから”らしい。

しかも、”売れてる”と言う情報は、なんと先ほどのAさんの

ところのことらしい。

Aさんのところで作ったことのあるお客様が、自分の

出来上がったオーダー品を B店に持ち込み、

これと同じものを作ってほしいと依頼して作ってもらったそう。

B店はA店より価格が安くしてあるからである。

恐らくだが、B店のほうが明らかに店舗規模も大きいので

取引価格も大幅にA店より低いから実現できるのではあるが、

一方で、A店よりも安くすることで、A店のお客様を

B店に取り込もうとしてそのようなやり方をとったのだと思う。

とても商売上手だし、規模の理論をうまく活用した

戦略だと思う。

ただしかし、出来上がったモノは、A店のそれと似ても似つかぬ

ひどい出来のモノだったらしい。

恐らくA店の価格は、B店を基準とすると高いと思うが、

高いには高いなりの”価値がある”。

そしてそのお客様が、A店にご来店されて、

「この前B店にそうやって持って行ったら、全然ダメなものが

出来上がってきました。やっぱり今後はA店でお願いしたいと

思いました 。」

とおっしゃったらしい。

(*個人的には、そのお客様も節操ないことする~なと

思いますが、、金額的な魅力もあるので仕方ない。。。)

特に地方では、”売れてるから”という基準で商品の取り扱いを

決定されることが 多い。

ただ、いかんせんオーダー物となると、既製品のようには

いかない。オーダーを受けるスタッフで右にも左にも

どのようにでも出来上がってしまう。

A店の店主は、

「まねごとは所詮まねごとだから。お客様は体感レベルで

モノの違いは分かるはずなのにね。 一度B店さんに

自分のお店でオーダー作ってもらおうかな?

そしたらB店さんも経験値が高くなって良いじゃん。

A店、B店の切磋琢磨でもっと良いモノが生まれてくるだろうし、

お互いのレベルが高くなった方が街としても面白いよね」

と、笑いながら話す。

何気ない話だけれど、とても共感しながら、

改めて引き締まりました。

A店の店主は、自分の人生のほとんど、それは時間や

労力、そしてお金を費やし、良いものを作って顧客様に

「良いなぁ」という気持ちになっていただくこと、また、

そう思っていただいたときの、自分の喜びのために

大げさかもしれないが、人生掛けてやってらっしゃる。

一人一人の体型の曲線を考え、シチュエーションを考え、

生地の特性と、お客様の体とを複合的に考え抜いて、

精一杯の一着を作る。

そして、それを考えて、形にできるだけの

膨大な量の「経験と費やした時間」がそれを可能にする。

そういう意味で言うと、その話のB店は、いままで

人の体をちゃんとを採寸した経験が数えるほどで、

メーカーから教わったルーティン的採寸の方法だけ

しか知らないのでしょうし、自分自身ももほとんど

オーダーで作ったことが無いんだと思います。

だからそれなりのものしかできないんだろうと思う。

例えば料理でいうと、同じ精肉卸から仕入れているとしたら

料理の味はどこでも同じなのか?

いや、違う。料理人の腕、膨大な経験(修行)に裏打ちされた

技術・知識によって味は全く別のものになるだろう。

洋服も同じ。特にオーダー物の世界はそれが顕著である。

出来上がった1着は、オーダーを受ける人の

経験や知識、情熱の費やす量によって全く変わってくる。

だから自分も今まで以上に、これからも、もっともっと

精進して、お客様に「お~~良いね~~」と感じていただけるよう、

精魂込め日々尽力していかなければと思う今日この頃でした。

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『ファッション魂』  2014,6,9

私はよくブログなんかで「ファッション魂」という言葉を

使用します。私的には、ファッションを楽しみたい!

ファッションを楽しんでみたい!ファッションで人生を

楽しもうとしている、その「気概」を言っています。

DRESSERSをやりだして、今まで愛媛・松山の地で

服のお店をやらさせていただきて、つくづく感じるのが、

この街は、お洒落したいという気概をお持ちの方が

本当に多いことです。また、愛媛のみならず、

他県からもご要望いただくときもあり、本当に

皆様のファッション魂には感服させられます。

私のファッション魂も皆様に負けず劣らずすごいので

これからも皆様がファッションで少しでも人生楽しくなるように

日々日々精進していくつもりです。

ファッションには終わりがない。

人類が裸で過ごすようにならない限り、ファッションは永遠です。

温故知新を繰り返しながら、過去のファッションに敬愛の念を

込めながら、先へ先へと進んでいってくれるファッションの

楽しさを皆様と分かち合い、さらに、更なるファッションの

楽しみ方を皆様にお伝え、ご提案し続けられるよう、

これからも服好きを貫き通し、皆様に楽しんでいただけるよう

自分が一番楽しんで 進んでいきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

『 カッコいい大人のファッション人 』   

2013.11.16

店主の思い付きコラム

私はファッション人生を歩みだして17年の月日が

経とうとしています。まだまだ17年目なんかはファッション

界においては若輩者。日々勉強、日々精進です。

終わることなく前へ進み続けるファッションにおいて、

終着駅はない。楽しみ続けられるすばらしい仕事です。

先日そば職人の方のドキュメントを見ました。それと、

サックス奏者の方のトーク番組を見ました。お二人とも

70や80といったお歳で、”まだまだ”とおっしゃいます。

自分はまだまだと日々日々精進される姿がありました。

私の尊敬するリヴェラーノさんももっともっと上手くと

いつも考えられてるそうです。

私のファッション人としての諸先輩方の中には、

50代、60代の大先輩方もいらっしゃいます。

その方達の服の知識はどの方もすごいの一言です。

知識の奥深さと共に、着ている数の経験値も全く違う

のでいつも尊敬させられます。

追いついてやる!と思っても、その時に諸先輩方は

もっと先に行っているものです。

たかだか17年の私も、時に「最近の若いのは、、、」

「俺らの時代は、、、」なんて思いそうになっちゃう時も

あります。しかしそういう時は、すぐに諸先輩方の顔を

思い浮かべます。そうすることで、自分なんかまだまだだ

と思えるからです。

幸いなことに、東京時代にテイジンメンズショップ銀座本店

という歴史あるすばらしいショップで働かさせていただいた

ことで、往年のすばらしいファッション人の方々と交流を

持たせていただきました。親の歳とあまり変わらない方々の

ファッション魂のお話は自分をいつも触発してくれます。

最近思うことがあります。

「最近の若いモンは、、、。」

「あの頃は今より、、、。」

という文頭の言葉は、マイナスの意味で使われることが

多いように思います。

「最近の若いモンは基本を知らない。」

「あの頃は今よりカッコよかった。」

というように。

諸先輩方に、その文頭言葉をプラスの意味で使っていただ

けるように、もっともっとファッション人として精進しなければ

いけないなと思います。

一方、まだまだ17年目ですが、私の後輩にあたる皆様に

対して、「最近の若いモンは、、、。」「あの頃は今より、、、。」

と言わないようにならないといけないなとも思います。

その言葉を先輩の自分が発するということは、イコール、

自分が前に進んでいないということと同義語だと思うからです。

それを言いだした時点で、多分自分がストップしてる証だと

思います。(思うようになりました。)前を見てたら多分

そんな感覚は持たないのではないだろうか?止まって

休憩してるから上から下を見る風になってしまうのでは

ないだろうか?と。。

時代は流れ、環境も変わります。全てにおいて言えることだと

思いますが、ファッション人もまた同じ。

敗戦後にアメリカやヨーロッパの文化が初めて入ってきた時の

時代の興味・関心度と、生まれたときからそういった文化が

あるのが当たり前の中生まれてきた人の関心度は、

全く温度が違うと思います。

バブル期を大人のファッション人として活躍した人と、

生まれたときにバブル終わってた人とでは、ファッション感は

全く違うものだったと思います。

ドメスティックブランドが隆盛の時に、10代だったファッション

人の感覚と、その時40代だった人の感覚は全く違うものです。

「今の若いモンは、、、。」はどの世代でも言われることなんだと

思います。出来れば肯定的に言われるよう、そして自分は

言わないようにしていかなくてはと思います。

ファッションは前に進んでいくもの。歴史を振りかえり、リスペクト

し、敬愛しながら、前に進んでいくもの。

だから面白い。そこが面白い。

これからも精進している自分に自信を持ちつつ、

更にダッシュでファッション人を精進していきたいと

思う今日この頃でした。

(私個人の考え方ですので、ご批評、御批判は

ご遠慮くださいませ)

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