LIVEANO&LIVERANO
2020.11.29
blog
店主の思い付きコラム
皆さん、こんばんは。
今回は、コラム的内容なので、
お時間あるときにでもどうぞ。
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久々のテーマです。
『 LIVEANO&LIVERANO 』
こんな状況にあるのでなかなかイタリアにはまだまだ行けそうに
無いですが、最近、わかっちゃいるけど、改めてLIVERANO
ってすごいな~と感じることが多くあります。
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リベラーノのアイテムを8年か9年か扱わさせていただいてますが、
(もっと言うと、20年前から少しずつアイテムを買って着てる)
はっきり言えるのが、9年前であろうが、20年前のモノであろうが
全く心色あせることなく、今も新鮮な気持ちでコーディネートできる
ということです。
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昔フィレンツェでアントニオさんとお食事をご一緒させて
いただいてるとき、
「 YAMADA,フィレンツェのドゥオモやウフィッツィなどは
今もたくさんの観光客が見に来るだろう。200年300年前の
人もこれを美しいと思ってみていたんだよ。
美しいものはいつの時代も美しいんだ。」
とお話しして教えていただいたことがあります。
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まさにLIVEANO&LIVERANOが作る作品たちにはその精神が
色濃く宿っている、いや宿しているのだとつくづく感じます。
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前にアントニオさんとフィレンツェを歩いていると、
後ろから「Antonio~~~!」と叫んで呼びながら
自転車に乗ったおじ(い)さんが来られました。
親しくアントニオさんとお話しされていたところ
隣にいた僕に、
「君、これを触ってごらん!」と自分の着てるジャケットの
袖を触らせてくれました。
触らしてもらった僕は、WOW!!と驚き。
なんて素敵な風合いや柔らかさを持った生地なんだ!と驚きました。
そしたらそのオジサンが、
「これはね、アントニオに30年前に作ってもらったジャケット
なんだよ。今もまだまだ現役なんだ。良いだろ?これ!」って。
その時は心から「スゲェ~~~~~~~~~~~~ッ!!」って
思いました。
そして何よりそのオジサンがかっこよかった。
良いものとは何か?
本当に色々考えさせられるし、価値観が変化し昇華していく
瞬間をたくさんフィレンツェで体感してきました。
次にいつ行けるかわかりませんが、”いつの時代も美しい物”
文化、着こなし、礼儀、その場、時間、着方などなど
もっともっと楽しんでいきたいと
思う今日この頃でした。
ひとつづつ得たものを形に表現しながら、皆様にファッションで
少しでも人生のハッピーのお役に立てるようなお店になれるよう
日々まだまだまだまだ精進します。
皆様これからもよろしくお願いいたします。
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