DRESSERS

DRESSERS for Gentleman [Elegant] [Highquality] [Chic] [Shy] [Passion] [Gentleness] [Respect] [Culture]

Letters from Matsuyama

7月テーマ : 『 ワードロープは人生のお供 』

2014.11.20

「文化を創る」

お仕事に着るスタイルとして、スーツスタイルや、ジャケット&パンツ

スタイルが常識です。大人の男性になると、今まである程度の数を

着てきているので、御自身のお仕事スタイルに合った格好、着こなし

というものがそれぞれおありだと思います。気にいって着るものは

結構な頻度で着てらっしゃる方も多いと思います。

そんな中、一日着たスーツや、ジャケット・パンツは、次の登板の

日までどのくらいの日数をかけていらっしゃるでしょうか。出来れば

なか2日はあけたほうが良いと思います。

一日生活すると、知らず知らずに、相当量の汗を人間はかいてる

そうです。さらに、一日着ることで、生地の様々なところが伸びてい

るものです。なので、一日着られたスーツやジャケット・パンツは、

体力的にクタクタです。

やはり、2日間はちゃんと、お休みを取らせてあげて、

健康状態になってから、良い状態で登板させてあげた方が、

スーツのためだし、自分のためです。体力的にクタクタの状態では

ビジネスにおける鎧であるスーツが役に立てません。

シューズも全く同じことが言えます。全体重を1日かけられて、

ヘトヘトになっているのに、追い打ちをかけるかのように、次の日も

連続登板させてしまったのでは、せっかく良いものも、さすがに

くたびれてしまいます。

野球の投手に似ているかもしてませんね。いくら良い肩を持った

最高のピッチャーでも、連投が続くと、さすがにきついでしょうし、

選手生命も短くなってきますよね。

そういった視点で、御自身のワードロープを見まわした時、

中にはかわいそうに酷使してしまってるものもあると思います。

せっかく気にいって、自分の人生とお供する仲間なので、

お休みをしっかりあげて、長く一級品として活躍してもらいたいです

よね。もちろんそれには、食事や睡眠ベッド・化粧も良いに越した

ことはありません。

スーツやジャケット・パンツなんかは、水が食事、睡眠ベッドが

ハンガー、化粧がアイロンです。靴なんかは、栄養クリームが食事、

睡眠ベッドがシューツリー、化粧が靴磨きです。

服は生き物です。自分の生活を楽しく豊かにしてくれる、自分の

ワードロープたちと、ともに最高の状態でお仕事に臨んでみては

いかがでしょうか。

6月テーマ : 『 ”感覚”の重要性 』

2014.11.20

「文化を創る」

ファッションにおいてよく語られるワードがあります。それは”センス”です。

「センスが良い」とか「センスが優れている」とかいう言い方をします。

スポーツやその他の分野でも、この「センス」というワードはよく使われ

ますよね。

通常なんとなくのイメージで使われるこのワードは、そのほとんどにおいて

”才能”としての意味合いで受け止められています。

”才能”は、「持って生まれたもの」という意味の強い言葉です。

(*余談ですが、もちろん天才というレベルの生まれつきの方も

いらっしゃいます。TV情報によると、天才の生まれる確率は

1万人に1人いるらしいです。結構いますよね。

私もファッション業界に長く身を置いている中で、数人”天才”的センスの

持ち主に出会いました。しかし、今回の話とは別の話です)

私はファッションにおいて、「センス」=「感覚」として捉えています。

「感覚が良い」、「感覚が優れている」という意味合いで考えると、

ファッションはもっと面白いものになると思います。

そして重要なのは、

「感覚」は磨くことが出来るということです。

「感覚」こそファッションを楽しむためのとても重要な要素です。

私たち日本人はとても勤勉で真面目な気質ゆえに、ファッションに

おいてもかなり勉強熱心です。ファッション雑誌も充実している為、

ファッションのプロではない方々のファッション知識(蘊蓄)レベルは

世界一だと思います。

しかし逆に知識レベルが高いがゆえに、自分の着こなしにおいて

”知識”でコーディネートしたり、”知識”で購入したりしがちなのも事実。

”知識”はファッションにおいてとても重要です。

しかし、一番ではありません。”知識”は着こなしに

”深み”や”味わい”を与えるものであり、センスのその先にあるものです。

ファッションにおいて、知識は”深み”や”味わい”をもたらしてくれるもの。

その前に、大事なるのはやはり「感覚」です。

服を着たときに、

「あ、これ良いな!」

「ん~、これは違うな。」

このうちから湧き出る感覚の積み重ねが

自信のアイデンティティを表現するものになるのだと思います。

ファッションを楽しむ、一番単純で究極の方法ではないかと思います。

視点を変えて、食事で例えると、野菜の切り方の知識や、

フライパンの温度の知識、隠し味の知識なども大事ですが、

食べたとき「美味い!」が一番大事だと思います。

まず「美味い」。そこでなぜ「美味い」かを探ってみると、

色々なテクニックや知識があることに気付く。

これが大事なんだと思います。

着こなし方のセンス以外に、

”時代の空気を感じる”こともセンスだと思います。

コチラも同様に、センスは磨くことが出来ます。

ファッションスナップを見たり(視覚)、

実際に自分でも着てみたり(視覚・触覚)していくことで

センスは磨かれます。

その際に大事なことは、”何気なく着ないこと”。

ちゃんと自分はどう感じるかを”感じながら着ること”。

なぜこれを着たのか明確な”理由を持って着ること”。

その積み重ねがセンスを磨きます。

私もまだまだ磨き続けています。

もう一つ。

世の中で最高と言われるモノを経験してみること。

”最高のモノを体感する”ことは、感覚を磨く最高の方法です。

「体感」=「体で感じること」こそ感覚を磨く最良の方法だと思います。

知識ももちろん重要です。

しかし、まず第一に、自分から湧き出る「感覚」を大事にして

ファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか。

5月テーマ : 『 「クールビズスタイル」を楽しむ 』

2014.11.20

「文化を創る」

5月に入り、ビジネスマンの方は一気に衣替えの季節です。

そうです、10月まで半年間も続く「クールビズ」の季節です。ク―

ルビズとは皆さんご存知のように、環境省が環境対策を目的とし

て衣服の軽装化を目的としたキャンペーンです。日本ではほとん

どの企業が賛同し浸透しています。摂氏28℃の中でも快適に

仕事が行えるような軽装スタイルを基本としています。最近では

「スーパークールビズ」という軽装も一般的になってきています。

環境省からはサンダルとタンクトップ以外は可とされています。

一言でクールビズと言っても、日本各地で様々なスタイルが

あります。例えば沖縄ではカリユシを積極的に着たりしています。

一方、東京などの大都市圏ではクールビズの一般的スタイルは

あくまでノーネクタイのジャケパンスタイルが基本になっています。

それぞれの地区ごとで「クールビズスタイル」に大きな違いが

あるものです。

日本にはTPO(Time・Place・Occasion)というすばらしい言葉が

あります。TPOとは、時と場所と場合に応じた態度・服装を使い

わけることを言います。TPOをわきまえた着こなしを行うには、

会う相手や、場所などの状況・環境を分かっておく必要があり

ます。TPOをわきまえた着こなしをするためには、それぞれで

違うクールビズスタイルを頭に置いておかなくてはなりません。

例えば出張でどこかへ行き、相手側がジャケットを着ている

会社の方だったら、コチラもジャケットを着ていかなくてはならない

でしょうし、逆にノータイ、ノージャケットで半袖の会社に、ジャケット

を着ていくと、相手側に気を使わせてしまうこともあるでしょう。

これまではスーツを着てネクタイを締めていれば大概どこで

誰と仕事しようが特段問題はありませんでした。しかし、クール

ビズスタイルが都市別で違う現在、ビジネスマンの方には

今まで以上に、深くTPOを熟考した着こなしが求められる

のではないでしょうか。

ビジネスマンの着こなしは、着ているモノの見た目で印象を

大きく左右し、それが実際のビジネスに大きく影響することは

世界中で当たり前の常識です。だからこそ会う相手に合わせ

て着こなしに配慮することが大事になってきます。都市別や

会社別でルールや価値観の多様化が進む「クールビズスタイル」。

今まで以上にTPOを熟考した着こなしをすることが大事に

なってくるのではないでしょうか。「クールビズスタイル」によって

多様化するビジネススタイルをもっと楽しんでみてはいかがでしょうか。

『” スタイル”という到達点』 

2013.03.17

店主の思い付きコラム

ファッションという職業に身を置いて、18年。

もう18年でもあり、まだまだ18年でもある。

私は特にメンズドレスの方面 を軸として

ファッションをお仕事にしてきているが、

今まで個人的に”これが欲しい”と思って買った

モノがほとんどない。

洋服屋に入ってからというもの、何を買うにしても

”実験”として買ってきました。

それは販売員として、お客様に品物やコーデイネートを

オススメする側としての責任として、という思いが強かっ

たからです。

これを着たらどうなるんだろう?

洗濯機で洗ったらどうなる?クリーニングだったら?

着た後の経年変化は?手入れは?

どう合わせたら?素材が変わったら?

と、そのほとんどを実験として着用してきました。

それこそ激安ものから超高級ものまで幅広く

着てきました。

今自分でお店をやっていて、お客様とお話しさせて

いただきながら話す内容のほとんどは私の

経験談が多いです。

実験結果として「良いね~」「好きだわ~コレ」という

経験の積み重ねで今のDRESSERSがあります。

一方、18年やってきてメンズドレス界に身を置くものとして

とてもとてもうれしく幸せなことに、サルトリア界の巨匠

Antonio Liverano氏とお会いさせていただき、

お付き合いをさせていただくことになりました。

ドレス界に身を置くものとしてとても幸せなことです。

ドレス界には、現在にも過去にも、伝説として

皆の記憶に残る偉人がたくさんいます。

現代においても、あこがれる存在である

たくさんのファッションのプロの先輩方 いらっしゃいます。

その方々を見ていて、またお会いさせていただいて

そこで感じたことがあります。

それは、皆さんそれぞれに「スタイルがある」という事です。

スタイルがあるというのは、「〇〇と言えば、、」という

ときに、大体の人が共通のイメージを持つという事です。

ファッション界に限ったことではありませんが、

「スタイルがある」人は、かっこいいです。

では「スタイルがある人」は、なぜスタイルがあるのか

ここ数年真剣に考えていました。

ずっとずっとずっと考えて、たくさんのスタイルがある

方々にお会いして、見てきて、一つの答えが出ました。

(経験をもう20年積んだら、その答えもまた変わるかも

しれませんが、)

その答え、キーワードは一言でいうと、

『好き』

だと思いました。

スタイルのある人は、四の五の薀蓄はどうだってよくて、

(そんなことは知ってて当然出来て当然で)、

ただただ純粋に、そのスタイルが「好き」なんだと。

言い方を変えると、

スタイルのある人は、

「好きなことがはっきりしている」

「好きが明確」

なんだと思いました。

「好きなことがはっきりする」には、様々なたくさんの

経験があってこそ好きがはっきり出来るのではないか

と思います。

すごい日常の話ですが、

ラーメンもハンバーグもカレーも焼肉もなにもかも

食べたことあるから、好きとか嫌いとかあるんだと思います。

ラーメンでも、塩、醤油、味噌、豚骨など、

食べたことあるから、好きとか嫌いとかあるんだと思います。

私の尊敬する60歳を過ぎたかっこいいスタイルのる人の話で、

「なぜ〇〇さんは□□を貫けるんですか?」という問いに、

「よく聞かれるんですけど、、、、、、、

これしかなかったのかもしれませんよ。」

というお答えでした。

それは、いろんな方向性あるけど、

”自分の好きをやってたら、こうなってる”

ってことだと思います。

また他の質問でも

「右の人もいれば、左の人もいていいんですよ」

とも言われています。

またその方は、何かをお話しされるときに

「僕は、」という文頭で始まることが多い。

それは自分なりの考え方や哲学、美学なりが

はっきりしているからこそ言える言葉だと思います。

言い換えると、結局「好き」がはっきりしてるんだと思います。

そんなことを考えながら、ここ数年自分の「好き」を真剣に

大事にしてきました。

まだまだそんなこと考える人生キャリアじゃないのかな~と

思いながらも、ちょっと考えてみようということで

実践しながらやっています。

好きを取り上げる作業と同時に、そうでもないものを

そぎ落としていく作業を考えながらやっています。

先日お客様とお話ししているときに、

「今日DRESSERSっぽい人を見た」とお聞きし、

詳しく聞いてみると、DRESSERSに足しげく通って

いただいてるお客様のことでした。

私はそれを聞いたとき、とてもうれしかったです。

というのも、街で歩いてる人を見て、

「DRESSERSっぽい」と表現していただくという事は、

「DRESSERSと言えば、、」的なスタイルが、

少しだけでも皆様にイメージしていただけるように

なったんだなぁととても嬉しく思いました。

今後もスタイルのある人、お店になるために、真剣に

日々日々精進です。

ファッションだけでなく自分の「好き」を明確にすることは

実はとても人生幸せなことなんではないかと感じてます。

自分の「好き」を純粋に真剣に楽しんで生きてる人は

結果として「スタイルのある人」になるのかな~と思って。

自分の「好き」を大事にして

これからドレスファッションをもっともっと楽しんでいこう

と思う今日この頃でした。

皆様今後ともよろしくお願いいたします。

「地方別 スタイルの確立」

2012.08.14

店主の思い付きコラム

長い期間思い付きコラムを書いていませんでした。

日々感じること、考えていること、など思いつくことは山ほどあるのですが、

書き出したら止まらなくなる自分の性分を考えると、たっぷり時間があるとき

でないとなかなか書けない現状、、、、。

今後はもっとこまめにかければと思います。と言っても分かりませんが、、(笑)

今回、書こうと思った内容は、「地方別のスタイルの確立」についてです。

”地方別スタイル”とは、考えの結論から言いますと、

「日本はファッションにおいてそろそろ成熟してきたのだから、

今からは都市ごとに(EX:九州・四国・中国・近畿・・・・といった具合で)

合ったスタイルを、それぞれが確立するべき時期にきてるのではないか?」

ということです。

今JAPANファッション市場(大人の)は、間違いなく大手セレクトショップと、

大手ファッション百貨店が流れを作っています。

それらの情報発信の多大なる影響力を持ったSHOP、またショップ店員達が

日本に洋服文化を根付かせてくれて、ファッション(お洒落をする)文化として、

楽しみやルールを教えてきてくれました。

もちろんそこには、雑誌媒体の多大なる情報発信と、文化向上に向けた

取り組みが、JAPANファッションの向上や確立に大きく貢献しています。

成熟したJAPANファッション、さらにインターネットの普及で、

どこにいても何でも手に入る、成熟の極みです。

(今回書いてあるファッションは、学生ファッションではなく、

大人の男性のファッションのことです)

そこで私個人的には疑問が一つ。

「北海道の人と、鹿児島の人が同じ服を着て、同じものを良いと思い(思わされ)

同じスタイルを良しとしている現状っていうのは何かおかしいんじゃないのか?」

私は今、愛媛松山の街でファッションを伝えています。

4年前までは東京ど真ん中でファッションをやってきました。

どちらにもしっかり住み、飯を食い、春夏秋冬を肌で感じ、生活をしている身

としてファッションにおいて、とても大きなギャップを感じます。

まずは、暮らしている人全般(平均的)なことで言うと、

体のことで言うと、骨格がかなり違う、肉付きが全然違う、

環境のことで言うと、山や海、緑等の”自然”があるかないか、

また、気温や風、建物の色、日差し(影の分量)など全く違います。

話はそれますが、

イタリアのファッションにおける「地方別スタイルの確立」はお手本になると

思います。それは、イタリアにおいてフィレンツェ・ナポリ・ミラノ・ローマは

各地方別でそれぞれ違ったスタイルを確立しているからです。

もちろん日本との歴史の違い、王族や貴族の首領地や戦争など

国内のそれぞれの地域の成り立ちという点では合致しないのですが、

ファッションにおいて、「各地方が各々のスタイルを持っている」ということは

日本もこれから進むべき道なのではないかと考えます。

イタリアの各地方を回ると、地方ごとで壁の色や建物の高さ、

路地の幅、木々(自然の緑)、日差し、風が全く違います。

それぞれの風土に合わせた着こなしがあり、色合わせがあります。

特に大きく変わるのは”色合い”です。

やはりそれぞれの街の外観や光に合わせた”適した着こなし”は

ファッションにおける成熟の更に先にある楽しさ、面白さだと思います。

日本それぞれの街が、自分の街を愛し、その街の気候や

空気、外観、人並みに”適した着こなし”を模索していく時期なんでは

ないでしょうか。

ただ、それにはいくつか条件があります。

一つは、街のファッションを扱っているお店のスタッフが、しっかりと

ファッションの基礎・基本を持っていること。

一つは、街のファッションを扱っているお店が、自分の店のスタイルを

しっかり持って確立していること。

1つは、街のファッションを扱っているお店が、スタイルにおいて

東京が全ての見本になるわけではないと、しっかり思っていること。

それらの条件が「地方別スタイルの確立」には

必要になってくると思います。

それには我々地方でファッションを扱っているお店が、もっともっと

基礎レベルを上げていかなくてはならないことだと思います。

「松山と言えばこういうスタイルの人が多いよね~

真似するかしないかは別として、カッコいいよね~~」

と言われる街になるよう日々精進したいと思う今日この頃でした。

(あくまで店主の個人的考えなので、御批判はご遠慮ください)

「”NEEDS”と”WANTS”」 

2012.02.22

店主の思い付きコラム

先日2012年秋冬物の展示会に行ってきました。今回も心躍るたくさんの

様々なアイテムを作ってきました。様々な展示会ブースで様々な小売店さんが

商談していました。大手ばかりです。待っている間、他社様の商談を聞きながら

再認識したことがあります。それは品揃えの仕方の根本についてです。

お客様主導の品揃えをされていらっしゃる大型ファッションショップは、

”お客様のNEEDSニーズに応える為”を心がけていらっしゃいます。

一方私のやっているような、店主主導の小さなファッションショップは

”お客様のWANTSウォンツを創造し、ワクワクしてもらう”ことを考えています。

そこには、大きな違いがあります。”必要だから着る”ものを用意するか、

”欲しくなったから着る”ものを用意するかの違いです。

NEEDSとWANTS。これは似て非なるものです。どちらが正しいとか、

どちらが良いとかそんなことではありません。どちらも必要です。

お客様から病院の先生のお話を聞きました。「大変なお仕事ですね~」

と声をかけられたその病院の先生がおっしゃった言葉が、

「我々はマイナスをゼロに持っていく仕事ですからね。」

その話を聞いた時、私はかねてから思っていた、洋服の小売店においての

品揃えの仕方の違い、すなわち”NEEDSとWANTSの違い”を上手く表現

してくれる言葉だなと感じました。

服を着る人たちの”マイナスをゼロに持っていく”品揃えの根幹がNEEDS、

”ゼロからプラス”に持っていく品揃えの根幹がWANTS。

これは洋服においてだけ言えることではないのだと思います。

必要なところにそっと手を差し伸べてくれるところも必要だし、

想像できないところから、創造されたものをみて”欲しい”と思うものを

用意することも必要。

ただ私が昔から思っているのは、そこには順番があるような気がします。

”コアなNEEDS”がスタートで、”WANTS”になり、その先に”NEEDS”が

生まれると。

例えばインターネット。100年前には想像も出来なかったものです。

しかし、世の中にインターネットが登場すると、世界中がインターネットに

対して”WANTS”だったと思います。

ほんの一握りの人たちの”コアなNEEDS(あったらいいな!)”から

創造されたインターネットは、瞬く間に世界中からの”WANTS”に代わり、

いつの間にか生活に無くてはならない”NEEDS”に変化していったと思います。

服についても全く同じことが言えると思います。そういう意味では日本全体の、

また世界のファッションにおいて、日本の大型ファッションショップの役割は

とっても大きいと思います。

それは、”コアなNEEDS(あったらいいな)”を創造しない限り、NEEDSには

辿りつかないからです。NEEDSばかりでは面白くありません。それはファッション

ではないと思います。全ての商品が”NEEDS”から生まれた品揃えでは、

せっかくのファッションが全く面白くないと思います。

影響力のある大型ファッションショップこそ、今後の日本のファッション界、

また世界のファッション界のために”コアなNEEDS(あったらいいな)”を

創造し続けていってほしいと思います。もちろんNEEDSの商品も同時進行で。

「ファッションは」進化するから面白く、ゼロをプラスにする楽しいものだと

心から信じています。マイナスをゼロにする衣料品ばかりでは、

ワクワクもドキドキもありません。

「ファッション」はマイナスの心だってゼロを通り越してプラスに持っていける、

人間が人生を楽しめる為のおおきなツールだと信じています。

これからもその心をいつまでも持ち続けて、ワクワクドキドキを創造・

伝達していきたいなと思う今日この頃でした。

(全て個人的な意見です。御批判は御遠慮下さい)

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