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2012年8月

「地方別 スタイルの確立」

2012.08.14

店主の思い付きコラム

長い期間思い付きコラムを書いていませんでした。

日々感じること、考えていること、など思いつくことは山ほどあるのですが、

書き出したら止まらなくなる自分の性分を考えると、たっぷり時間があるとき

でないとなかなか書けない現状、、、、。

今後はもっとこまめにかければと思います。と言っても分かりませんが、、(笑)

今回、書こうと思った内容は、「地方別のスタイルの確立」についてです。

”地方別スタイル”とは、考えの結論から言いますと、

「日本はファッションにおいてそろそろ成熟してきたのだから、

今からは都市ごとに(EX:九州・四国・中国・近畿・・・・といった具合で)

合ったスタイルを、それぞれが確立するべき時期にきてるのではないか?」

ということです。

今JAPANファッション市場(大人の)は、間違いなく大手セレクトショップと、

大手ファッション百貨店が流れを作っています。

それらの情報発信の多大なる影響力を持ったSHOP、またショップ店員達が

日本に洋服文化を根付かせてくれて、ファッション(お洒落をする)文化として、

楽しみやルールを教えてきてくれました。

もちろんそこには、雑誌媒体の多大なる情報発信と、文化向上に向けた

取り組みが、JAPANファッションの向上や確立に大きく貢献しています。

成熟したJAPANファッション、さらにインターネットの普及で、

どこにいても何でも手に入る、成熟の極みです。

(今回書いてあるファッションは、学生ファッションではなく、

大人の男性のファッションのことです)

そこで私個人的には疑問が一つ。

「北海道の人と、鹿児島の人が同じ服を着て、同じものを良いと思い(思わされ)

同じスタイルを良しとしている現状っていうのは何かおかしいんじゃないのか?」

私は今、愛媛松山の街でファッションを伝えています。

4年前までは東京ど真ん中でファッションをやってきました。

どちらにもしっかり住み、飯を食い、春夏秋冬を肌で感じ、生活をしている身

としてファッションにおいて、とても大きなギャップを感じます。

まずは、暮らしている人全般(平均的)なことで言うと、

体のことで言うと、骨格がかなり違う、肉付きが全然違う、

環境のことで言うと、山や海、緑等の”自然”があるかないか、

また、気温や風、建物の色、日差し(影の分量)など全く違います。

話はそれますが、

イタリアのファッションにおける「地方別スタイルの確立」はお手本になると

思います。それは、イタリアにおいてフィレンツェ・ナポリ・ミラノ・ローマは

各地方別でそれぞれ違ったスタイルを確立しているからです。

もちろん日本との歴史の違い、王族や貴族の首領地や戦争など

国内のそれぞれの地域の成り立ちという点では合致しないのですが、

ファッションにおいて、「各地方が各々のスタイルを持っている」ということは

日本もこれから進むべき道なのではないかと考えます。

イタリアの各地方を回ると、地方ごとで壁の色や建物の高さ、

路地の幅、木々(自然の緑)、日差し、風が全く違います。

それぞれの風土に合わせた着こなしがあり、色合わせがあります。

特に大きく変わるのは”色合い”です。

やはりそれぞれの街の外観や光に合わせた”適した着こなし”は

ファッションにおける成熟の更に先にある楽しさ、面白さだと思います。

日本それぞれの街が、自分の街を愛し、その街の気候や

空気、外観、人並みに”適した着こなし”を模索していく時期なんでは

ないでしょうか。

ただ、それにはいくつか条件があります。

一つは、街のファッションを扱っているお店のスタッフが、しっかりと

ファッションの基礎・基本を持っていること。

一つは、街のファッションを扱っているお店が、自分の店のスタイルを

しっかり持って確立していること。

1つは、街のファッションを扱っているお店が、スタイルにおいて

東京が全ての見本になるわけではないと、しっかり思っていること。

それらの条件が「地方別スタイルの確立」には

必要になってくると思います。

それには我々地方でファッションを扱っているお店が、もっともっと

基礎レベルを上げていかなくてはならないことだと思います。

「松山と言えばこういうスタイルの人が多いよね~

真似するかしないかは別として、カッコいいよね~~」

と言われる街になるよう日々精進したいと思う今日この頃でした。

(あくまで店主の個人的考えなので、御批判はご遠慮ください)

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