思いつきコラム
2019.11.21
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店主の思い付きコラム
皆さん、こんばんは。
思いつきコラムなので、商品紹介ではありません。
お時間あるときにでもどうぞ。
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先日DRESSERS別注のサイドゴアシューズが入荷した。
早速僕も履いているのだが、すこぶる調子が良い。
こういう靴は履いたことあるかないかで、見る目が大きく
左右されるシューズだと思う。
サイドゴアシューズなんて、服好き、さらに靴好きな方なら
雑誌等でさんざん見てるモデルだと思う。
しかし、履いたことある方は結構少ない。
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しかし、履いたことある人というのは、何種類もサイドゴアを
持ってたりする。
もちろん私もそう。何足も持っている。
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私の個人的感想としては、なんだか「お洒落をさぼってる」感覚に
なるときがある。洋服屋として生きているのでそう思うのかも
知れないが、なんだか楽してすみません。。みたいな感覚がある。
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結局「ラク」靴なのだ。
そのくせ、かっこよく見せることが出来ちゃったりするものだから、
一度カッコいいサイドゴアを履いたことある人は、
「ラク」を求めてサイドゴアが増えていく。
カジュアルからスーツまで幅広く合わせられるという最高のメリットが
あるため、結局履く頻度が多くなる。
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たまに表革のブラックのサイドゴアを店頭でスーツに履いてるが、
恐らく誰もお客様はその日僕がサイドゴアを履いてると分かった方は
いないだろう。
それもそのはず、スーツの裾から見えるシューズは、ただの
ブラックプレーントウだから。
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サイドゴアシューズは、もともとフォーマルシューズだったというのが
面白いところ。なんだかカジュアルシューズという位置づけで
語られることの多いものだが、根本がフォーマルシューズという
ことを意識して見ると、見方も変わるだろう。
英国各社TOPブランドシューメーカーには必ずサイドゴアが
存在するのもそのため。
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そして私が考えるサイドゴアの魅力は、
磨き方次第で、ドレスにもカジュアルにも顔を変えてコーディネートできる
幅の広さにある。
最近、靴磨き屋さんが流行っているが、何でもかんでもガラス加工してる
(グラサージュ、グラッストゥ―ラ、鏡面加工。。。)感じだが、
(*個人的に何でもかんでもグラサージュすればいいというのは
完全に間違ってると思う。光るのは一時楽しい時期があるので
どれもこれもやりたくなる気持ちは僕も分かるが、靴には
それぞれの適正な磨き方があり、適正な履き方があると思っている
私は、何でもかんでも磨き上げて光らすのは大否定だ。)
そういう、グラサージュ的磨きを施すと、完璧なるドレスシューズになり、
一方、何もせずに雑に履いて、たまに栄養クリームを与えてあげたら
出てくる使用感を使って、カジュアルシーンで最高に役立つシューズ
になることも出来る。
サイドゴアの魅力は脱ぎ履きのしやすさ。
出張や、着替えが発生する外出(ゴルフなど)などには
かなり重宝する。
手前みそだが、今回DRESSERSが別注したサイドゴアは、
実に優秀だと感じる。
磨きさえちゃんとすれば、かなり重宝する。
通常英国グッドイヤーものよりもはるかに「軽い」のも
我ながら別注ポイントとしては大満足な一足。
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まあ、DRESSERSの話しは置いといて、「サイドゴア」は
上の(表の)革が柔らかいものを選べば投資の失敗はしないので
是非履いたことない方は試してもらいたいと思う今日この頃。
YAMADA