5月テーマ 「おもてなしの文化」
2014.11.20
「文化を創る」
トーキョーでオリンピックが決まったときのプレゼンで
”オモテナシ”という言葉が、日本を象徴する文化として
内容に組み込まれました。
とても素晴らしい日本の文化だと思います。
「人をもてなす」という感覚は、もちろん世界中にある
考え方だと思います。
「もてなす」とは、「心を込めて客の世話をすること」
を言うそうです。本当に素晴らしい文化だと思います。
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私はファッションに身を置くものとして、ファッションの
視点からオモテナシを考えたとき、なるほど、そっち側からの
矢印もあるなと改めて感じました。
それは、何を着るか、どう着るか、といった発想は、
自分から相手へ矢印が向いてることがほとんどで、
会う相手から自分に矢印が向くことを想定したものでは
ないことがほとんどです。
言い換えると、”自分をどう見せたいか”が主軸の考え方
であると言えます。
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しかし「オモテナシ」の精神は、会う相手 が自分に会ったときに
いかに心地良いか、いかに気分良いかを考えた服装を
心がける精神が、「オモテナシ」の精神のような気がします。
個人主義の現在の世の中、周りとの協調性や、会う相手への
深い配慮が、自身の着こなしに反映されるような着こなしが
とても日本らしい、奥ゆかしい服装ではないかと思います。
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ましてや会う相手に不快感を与えないなんてことは
最低限のマナーです。具体的には様々ありますが、
西洋文化を独自解釈し、ジャケットを着ないオモテナシは
存在しないだろうと考えたり、自分が暑いからという理由で
服を脱いでしまうことってオモテナシなんだろうか。
汗を吸ったシャツを見せてしまうのは相手へ不快感を
与えてしまうから、ジャケットを着て見えないようにしながら、
相手への敬意も表現すること。その意識と発想。
これが日本が世界に通用するオモテナシの精神では
ないだろうかなど様々に考えてしまします。
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ファッション人だから考えすぎなのかもしれませんが、
お洒落って本来そういう事なんではないでしょうか。
”気の利いた着こなしをする”が、「お洒落」ですから、
オモテナシの精神と少し近いかもしれませんね。
自分勝手な個人主義ファッションも最高ですが、
共存していることを踏まえたファッションもできる
大人って、単純にかっこいいですよね。
今回はコラム的な内容になってしましました。
ご容赦ください。