2月・3月複合 『 映画に見る 大人の男性のスタイル 』
2014.11.20
「文化を創る」
私は服と同じくらい映画が好きなのですが、学生時代は
通っていたビデオ屋のものはすべて見たのではないかという
くらいに毎日映画を見ていました。
東京で働きだした頃、先輩から”あの映画は見たことあるか?”
と様々な映画のお話を聞かせていただきました。もちろん私も
ほとんど見たことあるものばかりでしたので、楽しいお話でした。
しかし諸先輩方と少し観点がずれてることに気づきます。
それは、諸先輩方は、映画のストーリーではなく、その中の
登場人物の着こなし方や、歴史的背景、素材使いや
デイテールの背景などをお話しされていました。
(もちろんストーリーも楽しんだうえでですが)
映画をファッションの勉強として見ることをしたことない
私にとってはその時はよく理解できませんでした。
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それからファッションの勉強になる映画を聞き、
借りたり買ったりしながら、注意深く劇中の俳優の
着こなしを勉強しました。
すると驚いたことにとてつもなくかっこいいし、
ワンシーンワンシーンが勉強になることばかりでした。
ここで注意しなければならないのが、勉強と言っても
決して劇中の登場人物のマネをすることが目的ではなく、
あくまで歴史的背景や、その時代の着こなし方、
着こなすための基盤にあるルールを知ることが
目的という事です。
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いくつか、そういった視点で改めて見てみることを
オススメする映画をご案内させていただきます。
■「華麗なるギャツビー」(ロバートレッドフォード版)
■「炎のランナー」
■「リプリー」
■「シャレード」
■「カサブランカ」
■「ゴッドファーザー」
■「007」
などなど。
オススメは数えきれないほどありますが、
まずは見ていただければ面白いと思いますよ。
それぞれの解説は、また後日にでもしたいと思います。
もちろん見られた方には、店頭でじっくりお話しします。(笑)